内容説明
傷つきやすさは思春期だけだと思っていた…
なのに大人になってもこんなにも傷つきやすいのはなぜ?――
ちょっとした他人の言葉に傷ついてしまったり、
ちょっとしたことにすぐにびっくりしてしまったり、
すぐにパニックに陥ってしまったり、
クヨクヨと悩んで抜け出せなかったり、
……自分が、敏感すぎる、繊細すぎると思うことはありませんか?
それは弱いからでも、根性が足りないからでもありません。
生まれつきとても敏感な「HSP気質」かもしれないのです。
HSPはアスペルガー症候群やADHDなどのように今注目されつつあります。
大人になっても、傷つきやすいのは恥ずかしいという人も、気質のせいかもしれないと思うと心がラクになるもの。
事実、HSP気質の人は、5人に1人もの割合でいると言われています。
HSP気質の人は、傷つきやすい、敏感すぎる反面、豊かな想像力や内面世界を持っているのが特徴です。
その気質に気づき、うまく付き合えば、もっと楽しくのびのびと生きていくことができるのです。
本書は、「HSP気質」の人が自分の性質を生かし、
のびのびと生活していくための実践的な習慣や考え方を、
処方箋としてわかりやすく読みやすく紹介する一冊です。
ありのままの自分でもっと豊かな人生を歩んでいきませんか?
本書がそのきっかけとなるはずです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
吟遊
15
HSPについての本。アーロン教授の本からしばらく経って、ここ数年でまた注目されているHSP、という印象がある。著者は数少ないHSPの専門家。北海道の臨床医。前半のHSPの紹介は充実してよいけれど、後半の「処方箋」の部分が抽象的だったり、そんなにうまくはいかないよ、と思う部分が多かったり。2018/10/29
たいがー
8
前回読んだ、「敏感すぎて生きづらい人の〜」がHSPの事がわかりやすく書かれている入門編、こちらの本は実践編という感じです。HSPの構造、また、HSPの方の具体例をあげたり、対処法も載っていて、HSPの方に向けた本になっています。とても生きていく上での為になりました!すぐにはできなくても言葉にして言ったり、空想したり、それだけでもプラスの方向に働いていくと実際にやってみて感じました。 実際に診察していただきたいです。2019/02/23
hiyu
7
その原因、要因として生物学的な背景や愛着にも触れられているが、HPSであるか否かではなくて、グラデーションがあるのだろうと理解した。少々論理が飛んでいるような感じがしたり、強引さもないわけではないように感じるものであった。2020/06/08
ichigomonogatari
5
自分が「HSP(敏感気質)として生きる覚悟を決める」。この本を参考にして自分に合う処方箋を考える。「どうしても辛い時の応急処置」も役に立つかも。2020/04/21
くらげ
4
受け身でいるよりも能動的な方が疲れにくいようで、受け身でいる時は時間の流れが遅くて疲れる感じがあるなと思ったので、少し能動的な部分を増やした方が楽に過ごせるのかもと思いました。 応急処置としてのタッピングも取り入れていきたいです。2020/10/11