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内容説明
「もし、今日、わたしが、死んだら、明日、泣いてくれる人間は、このクラスに何人いるんだろう? 一人もいないかもね」YA!アンソロジー第7弾。「いじめ」をテーマに、加害者、被害者、傍観者の立場だけに終わらない、リアルな学園ドラマを届けます。小林深雪『友達なんかいない』/戸森しるこ『これは加部慎太郎に送る手紙』/吉田桃子『転生☆少女』/栗沢まり『イッチダンケツ』
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぶんこ
43
中学校でのイジメを題材にした4編。親や教師が何も知らないことが怖ろしい。中学校に限らず何処にいても「自分の居場所がある」「わかってくれている人が一人はいる」って救いなのだな。何度も中学生に戻ってしまう転生☆少女が面白かったです。大人になってみると、若かった頃に悩んでいたことが嘘のように思えるもの。その頃に戻って、あの頃の自分を励ましてあげたくなること何度もあるので、嬉しくなってしまいました。2018/05/01
わむう
27
有名作家さんたちが「いじめ」をテーマにYA向けに書いた小説集。中学校特有の人間関係の閉塞感を思い出しました。2021/03/18
スノーマン
22
戸森しるこを読みたくて。カベシンの話良かった!でも他の三編も、読みやすく軽い文章ながらも深く考えてしまう。中学生という狭い人間関係の中で起こる色々なこと。大人になった今から見れば些細なようで、当時は心のほぼど真ん中が毎日の学校生活。だからこそ、苦しいときにほんの一言で救われたりも出来る。中1ほやほや息子も内容が面白かったのか、男子が主人公の二編を音読してました笑。お前、そういうことするとクラスで浮くよ。。2019/04/27
白雪ちょこ
13
「いじめ」がテーマとされている、短編集全4話。 いじめにも様々なシチュエーションがあり、いじめていた側が、今度はいじめられる側に。誤解。そして教師から、などなど。 どんな理由であろうと、いじめにこれといった原因は見つからない。 胸が締め付けられるような描写も多く、特に第3話の女子3人の典型的なやり口を、小説で仕返すというやり方にスカッとした。 ただ加害者は、被害者を傷つけ快楽を得る最低な【殺人鬼】になり得るということを、小社会である学校で暮らす中高生に、ぜひ読んでいただきたい。2022/08/09
唯吹ʚ🌸ɞ @中学受験終 @流行りについていけるか心配
11
これは有名な小林深雪さんの本だったので読みました。 いじめのことについて深く知れました。2024/04/28