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内容説明
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イヌを飼いはじめたばかりの元気なとき、飼い主のみなさんがイヌの「老い」を考えることはあまりないでしょう。イヌがシニア期に入れば、ふと「いつかこの子ともお別れするときがくるんだな……」と思うときがあることでしょう。でも、そんな思いはすぐに振り払い、「まだ先の話さ……」と考えてしまうことでしょう。しかし、老いは確実にやってきます。なんの準備もしないまま、時間にまかせて年をとらせてしまうのは、決して上策とはいえません。本書ではイヌの老いから目をそらさず、飼い主が後悔しないように、自分でできる最善の「老いじたく」を解説します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
81
サブタイトルは「年を重ねた愛犬を守るために本当に必要なこと」イヌの老いについて、老犬の病気、衰えに対する対策や食事、老いが進んだイヌの介護、そして別れのことが書かれていた。なんといっても別れという言葉が辛い。いずれは経験しなければならないことで飼い始めたときからそれはついて回る。にしても考えるとその時はどんな気持ちになるのだろう・・・うちの愛犬も8歳、人間で言えば約50歳くらいのオヤジだ。気持ちよさそうに昼寝をする愛犬の横で読見終えた。元気でねと声をかけたくなった。2018/06/27
ラルル
23
やはり気になるのは「介護」~「別れ」だと思う。私は過去4頭との別れを経験し、その別れ方は全て違ったし、そこから次に繋がる沢山の事も学んだ。どんな別れが本当に正しいかは判らないけど、4度の辛い経験から自分なりの後悔しない答えが今は出ているように思う。介護に関しては犬のサイズによってだいぶ変わって来ると思う。チワワを介護するのとセントバーナードを介護するのじゃ訳が違う。自分の老後と共に犬の老後の事も、飼う前に必ず考えるべきだと感じました2018/07/06
Mark X Japan
4
参考になることもありましたが,老犬の介護をここまでやるのかということも多々ありました。やはり,獣医師の世界は・・・。☆:3.52018/03/09
圓子
4
若干前時代的な飼い方で、MIXなどというのもしゃらくさい雑種犬を飼っている。まだしっかりしてるけど、14ですでに大分老いているから、今更準備というのは遅いのかもしれない。それでも、どんなことが起こり得るのかなーとおもいながら。最終的には飼い主側の満足感だよなあなどと、身も蓋もないことを思ってもいる。2018/03/04
とちぼん
3
今までたくさんの犬と暮らして来たけど、つい怖くなって直視出来なかったことがとても普通のこととして淡々と書いてあった。母を見送る経験もしてようやく、責任を持って命を見送る覚悟をすることが、残る者の責務だ、とこわごわと最後まで読んだ。 自分に出来ることをやろう、別れの日まで。一緒に暮らせた幸せに感謝して。2020/06/08