内容説明
著者は2017年の終わりごろに出版した『米朝密約』において、「国際社会の怪談」と前置きしたうえで、〈北朝鮮が核兵器を持ってしまった以上、無理に北朝鮮をねじ伏せるのではなく、時間をかけて北朝鮮が豊かな国になり、国際社会の一員になるのを待つ。これがトランプ政権の考え方であり、キム・ジョンウンとの暗黙の密約である〉と書いた。だが、状況が変わった。著者の取材・分析によれば、北朝鮮側の「コンピュータの過剰防衛(誤作動)による偶発戦争」が起こる可能性が高まってきたのだという。しかも、慣性航法装置が装備されていない北朝鮮の初歩的なミサイルは軌道予測が難しく、完全に撃ち落とすことは不可能だとアメリカ軍の首脳たちは見ている。「米朝戦争はない」とタカを括っていた日本国民にとっては悪夢だ。「ミサイルが日本に落ちるリスクが高まる」「アメリカが在日米軍を引き上げる」などの危機が現実に迫るからだ。日本よ、どうする!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Ryuji
3
★★★☆☆ちょっと微妙な本と言う印象。戦後の日本が自国の防衛に関しアメリカに依存し、国民が無関心になってしまっているというのは理解出来るし、現在の東アジア情勢が非常に微妙なパワーバランスの上にあり下手をすると戦争状態になる可能性もあるというのも理解出来る。ただ、ハッキリとは言っていないが、日本が核武装すべきというのはどうなんだろうか?(少なくとも私にはそう読めた)。非武装というのは現代社会において「机上の空論」で「理想論」であるとは思うが、ちょっともろ手を挙げて賛成は出来ない。2018/08/02
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