- ホーム
- > 電子書籍
- > ビジネス・経営・経済
内容説明
本書で言う「インド・シフト」とは、「インドにグローバル戦略拠点や研究開発拠点を置き、インドの高度IT人材とともに、インドから世界的イノベーションを生み出していく」ことである。ここ数年、世界のトップ企業は軒並みこのシフトを進めている。しかもその勢いは増すばかりだ。特に、“インドのシリコンバレー”と言われる南部の都市「バンガロール」には、マイクロソフト、グーグル、アマゾン、オラクル、SAP、IBM、アクセンチュア、インテル、クアルコム、エヌビディア、アーム、ノキア、ファーウェイ、サムスン、ウォルマート、3M、ゴールドマン・サックス……多くの世界のトップ企業が開発拠点を設置している。顔ぶれも豪華だが、驚くのは、その多くが本国以外では最大規模の開発拠点を構えていることだ。数千人のスタッフがいるのは当たり前である。世界のトップ企業が「インド・シフト」を急速に進めているのはなぜか? 日本企業はどうすべきなのか? 世界をリードするインドIT業界とイノベーションの新潮流を、ソニー・インディア・ソフトウェア・センターの責任者としてバンガロールに約7年駐在した著者が徹底解説!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Willie the Wildcat
52
技術、教育、言語、コストなど物理的要因と共に、”カオス”及びジャガード精神など物理的以外の面も、もれなくAccelarater。前者がリープフロッグ型発展の礎となり、後者はリバース・イノベーションを後押し。これらは、3年前にアフリカで仕事をした時にも実感。先進国、シリコンバレーやVCがFINを、そしてちょっとしたMgmt systemを提供することが世界的企業・人材を育てる最後のエッセンスとなる気がする。ユニコーンも含め、日本企業の出遅れ感が痛い。巻き返しなるか?2018/03/22
ミライ
42
最近、アップルがインドで生産拡大するニュースが飛び交っていることからもわかるように、近年IT産業の発展が目覚ましいインドについて解説した一冊。インドのシリコンバレーと呼ばれるバンガロールには、グーグル・アマゾン等の大企業が開発拠点を設置しており、シリコンバレー企業のインドへの進出が目覚ましいという。13億の人口を抱えるインドでは5年半で10億人が「インド版マイナンバー」に登録したことからも分かるように、リープフロッグ的な技術発展が各所で起きており、今後世界一のIT国になる可能性を秘めた国だと思われる。2020/05/19
Risa
7
繰り返しの話がやや多いように感じましたが、インドITサービス企業を単なる低価格なオフショア先と考えるのではなく、彼らのグローバルな業界知識やIT技術力など戦略的に活用することが重要であること、インド特有の社会的背景(インフラが未整備であることなど)が、画期的なリバースイノベーションを生み出していること、等を知ることができ、興味深かったです。一度バンガロールに行ってみたいと思いました。2020/08/26
Kentaro
7
ダイジェスト版からの感想 インドITサービス企業が巨大化する一方、インドに自社の開発拠点を構えるグローバル企業も増加し、社内向け開発拠点をGIC(Global In-House Center)と呼ぶ。2015年で約1,000社のGICが設置され、80万人が雇用されている。インドにGICがあると、自社拠点でコア業務を、インドにはノンコア業務を担当してもらう分業も可能となる。日本企業も、「インド・シフト」を進め、日本、シリコンバレー、バンガロールの3拠点をネットワークし、役割分担と連携を考えることが肝要だ。2018/03/28
はまななゆみ
6
バンガロールに世界中のIT企業が集結する、主だったグローバル企業のCEOはインド人、インドの勢いを実感できました。2021/09/09
-
- 電子書籍
- 神血の救世主~0.00000001%を…
-
- 電子書籍
- 転生したら王女様になりました209話【…
-
- 電子書籍
- 最近雇ったメイドが怪しい 2巻 ガンガ…
-
- 電子書籍
- 居酒屋礼賛 立石編 学研スマートライブ…
-
- 電子書籍
- 零のキセキ