角川文庫<br> 柩の中に生者はいらない

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角川文庫
柩の中に生者はいらない

  • 著者名:菅原和也【著者】
  • 価格 ¥836(本体¥760)
  • KADOKAWA(2018/02発売)
  • ポイント 7pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784041064382

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内容説明

『悪魔』の透明標本を作り学会から追放されたと噂される根室正志。その根室の最後の作品が完成し、披露されることになった。人伝に聞きつけ集まったのは、一見結びつきのない8人の参加者。猟奇事件を追うフリーライター、遺産で生活する美人写真家、推理作家など――彼らは福島県の沖合の孤島に向かうも、予想外の事件が待ち受けていた。島での一夜を余儀なくされた9人に様々な思惑が渦巻く。そして第1の殺人事件が――
※本書は、二〇一四年八月、小社より刊行された単行本『柩の中の狂騒』を改題し文庫化したものが底本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おかむー

71
オフ会で話題騒然だったので読んでみた。『よくできました』。世捨て人の標本師が住む孤島の洋館に集うワケありのひとびとと“名探偵”、そこで起こる殺人事件と遮断された交通手段とくればミステリ好き大喜びのコテコテのクローズドサークル。コレを登場人物自身に言及させるあたりから正統派ミステリを逆手に取ったバカミス全開となるので好みはわかれるところかな。後半でかなり毛色が変わるけれど、事件後に明かされる真相とエピローグの一押しで力業ながらも理屈はとおしているので個人的には嫌いじゃない。グロがあるのでその点注意ですよ。2018/07/21

さばかん

37
う~~~~~ん面白かった。      唸る面白さ。      よく練られた良質なホラーミステリー。      良いオチしてる。      これからも期待の作家だ。2019/02/16

ゆんこ姐さん@文豪かぶれなう

35
悪魔の透明標本を作り出し、才能を持つも学会を追放された研究者が作った博物館。孤島に建てられた博物館を訪れる、フリーライター、未亡人、推理作家、編集者、学生…等々、一見何の繋がりもない8人。キマイラの透明標本が飾られた異様な館で起こる殺人事件。外との連絡を絶たれたクローズドサークルもの。うーん、まぁまぁかなあ〜〜もっと本格的なの期待してたんですけど、割と変化球だった。2018/03/12

ゆう

31
お借りした本。学会から追放された根室とその根室が住む孤島に集まった男女8人。その夜起こった殺人事件。ちょっと不気味な島で起こる密室殺人かぁ、と軽く読み始めたら途中から様子がおかしくなってきてなんだこれ!な展開に。探偵よ、すごいな。確かに多々良にはイライラさせられたけど。で、もう訳がわからないうちに転がり落ちてった。狂気の大共演。あれだ、『殺意の集う夜』を思い出した。あれが好きな人にはオススメする。私はバカミス好物だからこれ嫌いじゃない。むしろ好きだ。ちょっとグロかったけど。2018/06/19

kei@名古屋

30
いやぁ、王道。でもバカミス。孤島にて、クローズドサークル。面白いです。2018/04/25

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