内容説明
人気の食玩フィギュアをめぐって起きた殺人事件。被害者の話を聞いていた九重祐子巡査部長は、独自に捜査をはじめた。そんな中、「GEEKSTER」という、謎の人物の存在が浮かび上がってきて……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
papako
61
秋葉原を舞台に繰り広げられるバトルもの。主人公は女性警官だけど、一人で頑張っちゃう。そして出会ったダークヒーローのギークスターと共に真の敵エンプティハンドに立ち向かう。そして最後は自分がギークスターに。痛い場面が多いし、裏切り裏切られ。映画っぽい内容でした。さくっと楽しめました。2020/04/23
momi
41
「福家警部補シリーズ」「警視庁いきもの係」の著者の作品!今回は秋葉原を舞台に繰り広げられる話!!一言で言えば女性刑事と秋葉原のダークヒーローが手を組んで悪党を退治する話なのだけど…そう簡単にはいかない!著者の「無法地帯」を思い出しますが…食玩…フィギュア…怪獣とか…本物のマニアオタクの大倉さんらしい要素が盛り沢山!ピンチの時に駆けつけてくれるヒーローって夢がある話ですが、彼は本当に正義の味方なのか!?痛快ものとは思えないけどサクッと読めて楽しめました♬ 2018/03/07
マッちゃま
25
まあ〜何だろう。大倉氏は好きな作家さん。それは間違えない。それでも、裏に書かれた粗筋に「痛快無比な警察アクション小説」なんて表記されてたら僕にとって本書は絶対…いや、先ずは手に取らない、取っても戻すジャンルであるのは確かな訳だ。でもそれでも買って読むのは、やはり氏に対する安心感からだろう。これは好きな作家さんってだけじゃ選ばない選択。読み終えての感想は「好みのジャンルではないけど、氏らしさの感じるとっても面白かった作品」素直にそう言える。イッキ読みしちゃう(させちゃう)展開は見事です。2018/02/27
coco夏ko10角
24
秋葉原で様々な事件が…。警察小説やミステリーというより、内容紹介にあるとおり「警察アクション小説」といった感じ。『無法地帯』のバルバドンも。最後の方はなんだか駆け足な印象。2019/03/10
えいなえいな
12
アベンジャーズみたいな単純なヒーロー物を想定して読んでいたのですが、思いの外ハードなヒューマン話でした。その辺は日本って感じですね。途中まではよくある話なのかな、と思っていたら途中から変化球になりました。なので後半が面白かったです。秋葉原はよく行きますが、今の観光地じみた秋葉原というよりは少し昔の汚らしいジャンクな秋葉原っぽさが出ていたのが良かったです。2018/05/19