内容説明
「うそっ、ワタシ嫌われてる?でも、なぜなのかわからない……」
そんなあなたに贈る、人づきあいがラクになるヒミツ。
これは、読んだ人の心が温まるお話です。
古びた銭湯「やせがまんの湯」の屋根に住み着いている
ブリキのネコ・ギィーはちょっと変わったネコ。
ブリキだから歩くと足音がギィー、ギィー。
ブリキだから舌が大根のおろしみたくギザギザ。
ブリキだから夏は熱ですごく熱く、冬はカチカチに冷たくなる。
ミルクよりも廃油が好き。そんなネコ。
他のネコたちと仲良くしたいけど、うまくいかない。でも、ギィーにはその理由がわからない……。
どうしたら、みんなと仲良くなれるのか?
「そおいうものか……」
考えるネコ・ギィーの毎日を描いた下町ネコ物語。