すごい廃炉  福島第1原発・工事秘録<2011~17年>

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紙書籍版価格 ¥2,970
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すごい廃炉  福島第1原発・工事秘録<2011~17年>

  • ISBN:9784822257910

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内容説明

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福島第1原発の廃炉に向けた巨大な工事現場の7年間を、日経の建設専門誌による取材記事と篠山紀信の写真で切り取った唯一無二の記録

未曽有の事故から7年。福島第1原発では何が行われてきたのか――。
日経の建設専門誌である「日経コンストラクション」「日経アーキテクチュア」は2011年から、東京電力やゼネコン(建設会社)、メーカーが福島第1原発で進める作業や工事の詳細を追い続けてきました。
毎日6000人が「廃炉」に向けて働く福島第1原発は、最新の建築・土木技術が集う巨大な工事現場です。
本書では、現場で陣頭指揮をとる技術者への綿密な取材と、写真家・篠山紀信が切り取った現場の光景を基に、試行錯誤をしながらも進む様々な工事の裏側を、詳細にリポートします。
建築・土木技術者はもちろん、電力会社やメーカーの技術者、日本のエネルギー政策に関心がある全ての方にとって、必読の書です。

【主な内容】
●福島第1原発の工事記録
・がれき撤去と燃料取り出し(1~4号機原子炉建屋カバー工事、無人がれき搬送)
・汚染水対策(凍土遮水壁、汚染水タンク、フェーシング、K排水路付け替え)
●篠山紀信が撮る福島第1原発と帰還困難区域(福島県双葉町)

【主な登場企業】
東京電力、鹿島、清水建設、大成建設、竹中工務店、安藤ハザマ、熊谷組、西松建設、前田建設工業、戸田建設、東芝、日立GEニュークリア・エナジー、三菱重工業、IHIプラント建設…

目次

■第1部 福島第1原発

篠山紀信が撮る福島第1原発
がれき撤去と燃料取り出し

【1号機原子炉建屋】
カバーの秘密は「嵌合接合」、解体・改造を経てがれき撤去へ

【2号機原子炉建屋】
爆発を免れた原子炉建屋、上部の全面解体へ始動

【3号機原子炉建屋】
無人で進めたがれき撤去、トラブル乗り越えカバー着工
[作業用構台] 継ぎ手に被曝防止の秘密あり
[プール内の大型がれき] 燃料取り扱い機を撤去 ほか

【無人がれき搬送】
建屋から出た高線量がれき、夜間に無人ダンプで移送する

汚染水対策

【凍土遮水壁】
1500mの氷の壁で遮水、迷走した汚染水対策の切り札
[凍結工法とは?] 日本の地盤に合わせて約50年前に生まれた
[トレンチ閉塞] 汚染水対策で生まれた新技術

【汚染水タンク】
林立する1000基のタンク、狭いヤードで解体・新設

【フェーシング】
ぶら下がってモルタル施工、炎天下の地味な難工事

【K排水路付け替え】
放射性物質の流出に対応、発電所でトンネルを掘る

■第2部 帰還困難区域

篠山紀信が撮る福島県双葉町
「初めての体験、初めての怖さ」 篠山 紀信

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社トリスタの提供する「読書メーター」によるものです。

15
福島の原発の廃炉を追った篠山さんによる写真がいっぱいのレポ。直に触れることができない分、どんな作業も倍の手間と倍の時間が掛かる廃炉の工程。470kgの鉄骨が燃料プールに落下し、3ヶ月作業が中断し、落下させてしまったオペレータが「おれが取る」と宣言して、見事にやってのけた話。どこを触れればどこが動くか1㎝単位でコンピュータで管理し、作業を進めていく。何も東電が地震を起こした訳じゃないんだよな…。誰かがしなければならないことを淡々と積み重ねて下さっている方々に感謝を。2018/05/19

yu yu

9
すごい廃炉。ほんとにそう思いました。双葉町の住宅地の時間は止まっている。2018/05/08

arisaka

7
技術系雑誌に掲載されていた廃炉処理の技術的解説と、篠山紀信による写真集。技術については専門的すぎて解説されてもよくわからなかったけれど、現場は真摯に取り組んでいる。この技術が災害復興に転用されていることもあるとか。自分が生きているうちにはきっと無理だけど、終わりのくる日を見てみたい。2018/05/09

渡船カロカーガティア

4
無人化遠隔化隔離遮断の創意工夫。投げ出すわけにもいかないから今も誰かが働いている。かつてそこで作り出された電気を、直接であれ間接であれ私たちは使っていたのだ。2018/06/05

Nobfunky

4
毎日6,000人も働いている、国立競技場よりも遥かに大規模な「すごい」プロジェクトなのだが、完了しても何の利益も生まないのがもの悲しい。小学校の教室に残されたランドセルがそのもの悲しさを倍増させる。2018/04/22

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