講談社文庫<br> 蓬莱 新装版

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講談社文庫
蓬莱 新装版

  • 著者名:今野敏【著】
  • 価格 ¥946(本体¥860)
  • 特価 ¥662(本体¥602)
  • 講談社(2018/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784062934725

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内容説明

面白い。文句なく、面白い。大沢在昌氏絶賛!今野敏警察小説の見事な源流!この中に「日本」が封印されている。ゲーム「蓬莱(ほうらい)」の発売中止を迫る不可解な恫喝。なぜ圧力がかかるのか、ゲームに何らかの秘密が隠されているのか!? 混乱の中、製作スタッフが変死する。だが事件に関わる人々と安積警部補は謎と苦闘し続ける。今野敏警察小説の原型となった不朽の傑作、新装版。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まこみん

83
今野敏さん22年前の作。スーパーファミコン全盛でPCゲームがまだ稀だった時代。(私はどちら共無縁だった)蓬莱というゲームの発売を巡って製作者が変死、社長渡瀬には嫌がらせと様々な圧力… 始皇帝に仕えた徐福の日本渡来説、日本という国が形を成していく様、その長い期間に培われた日本人の気質について、19冊もの参考文献を挙げているだけあって、作者の渾身作と実感出来る。面白かっただけでなく思わぬ古代史と日本人観の勉強にもなった感じ。あの安積警部補の話は未読なのでシリーズも読みたくなった。2016/12/08

くろにゃんこ

53
ゲームソフトの発売を中止するよう威され暴力をふるわれた渡瀬。そして開発した社員がホームから転落死さらに・・・と真相が気になりながらも歴史的内容等でちょっと難しい^^;これは読んでいるうちに「蓬莱」というゲームをやってみたくなりますね。今野さんの警察小説の原型となった作品。安積警部補にニンマリでした(*^_^*)2018/04/18

酔拳2

48
今野敏先生はほんといろんなことに詳しくて、今度はゲームの話という新しい感じなので楽しみに読んでたら、出たー!安積警部補!安積さんが出てくる長編初めて読んだわ。これも安曇班シリーズと言っていいのかな。内容はというと、力作です。ゲームが日本人のルーツ的なものなんだけどそーとー勉強してらっしゃるのでは。新人類シリーズではユダヤ同源説を披露してたけど、徐福説ってのもあんのね。様々な知識を織り交ぜつつ、ミステリーとしても完成された、ほんと力作です。2017/09/06

ひさか

47
1994年7月講談社刊。1997年7月講談社文庫化。2016年8月新装版講談社文庫化。安積班海南署シリーズ1作目。安積班は脇役で、主役はゲームソフトに隠された徐福の国造りシミュレーションをめぐる攻防。伝奇要素があり、今野さんデビュー時の得意ジャンルですが、あまり楽しめませんでした。2018/02/28

ヤジマ

40
主観点 7.0/10 謎多きゲームソフト「蓬莱」。その開発者が突如消される。その裏に秘められた陰謀とは。そんなお話。安積警部補の冷静沈着ぶりが格好良く、登場人物も個性的で魅力的。その一方で、この動機は…と首を傾げてしまう。史記・古事記・日本書紀の内容がぶち込まれ、なんとなくありえそうともなったが、これで殺された人たちは不憫でならない。中々無茶苦茶だった。しかしやはり、今野さんの知識量には毎度唸らされる。歴史に武術、警察機構、更にはITまで網羅しているとは恐れ入る。ポピュラス好きだったので蓬莱やってみたい。2023/12/15

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