内容説明
ワーグナーの3幕のオペラ。正式題名は《タンホイザーとヴァルトブルクの歌合戦》。序曲、「歌の殿堂をたたえよう」「夕星の歌」「巡礼の合唱」などの曲は有名。作曲者自身のドイツ語台本だが、ウィーン版、パリ版、ドレスデン版ほか折衷版と版が複雑なところ、訳者自身がバイロイトで研究を重ね、今回ウィーン版、ドレスデン版を取り上げ、違いの註をつけつつ新訳にいたった。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
みゃーこ
38
「人間は生まれながらにして贖罪によって心の平安と安らぎを得ることができる」という思想のはびこる12Cフランスが舞台。吟遊詩人タンホイザーは異教の女神ヴィーナスの官能にとらわれ清らかなエリザベートの魂の愛に救いを求めるのだ。「贖罪のために生まれたという考え方?」愛、心の葛藤、快楽より心の平和を選ぶタンホイザーの高貴な宗教的ワーグナー作品。初めて多少でも触れる。2015/06/13
えふのらん
3
男が女の祈りで救われる、というオランダ人の筋を上書きするような構成だが俗世からの救済を主題にしておりトリスタンやパルジファルを先取りした内容だと言っていい。特に聖俗二元的な世界観はトリスタンと共通する部分が多い(パルジファルはもっと複雑)ただ、ベクトルは逆向きでトリスタンが最終的に愛と死を希求したのに対して、こちらはあくまで聖なるものを指向している。2022/10/13
Sakana
0
朗読会がしたい…。大好き。2015/01/23
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