内容説明
両親が事故死し、ゾーイはまだ赤ん坊の弟とともに遺された。だが悲しみに暮れる間もなく、驚くべき事実が明らかになる。ゾーイは、さるギリシアの大富豪の正統な孫だったのだ。突如として見ず知らずの老富豪の遺産相続人となった彼女は、一躍、時の人となり、自宅は大勢のマスコミに囲まれた。そんなときゾーイを訪ねてきたハンサムなギリシア人実業家アントン・パリスは、ゾーイの祖父の後継者とされる人物だという。まさか弟を奪いに来たの……? ゾーイが問いを口にするより早く、アントンはマスコミの前で彼女に熱く口づけると、弟もろとも、さらうように自家用ジェットで飛び立った。
■ハーレクイン・ロマンスの大御所作家ミシェル・リードが贈るギリシア人大富豪とのロマンス。貧しい育ちのヒロインが実は名家の血を引く令嬢で、傲慢な富豪ヒーローが未来の妻を迎えに来る――ドラマティックなシンデレラ・ストーリーです!
*本書は、ハーレクイン・ロマンスから既に配信されている作品のハーレクイン・セレクト版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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場面転換が少なくて前半飽きた。ヒーローがヒロインと出会ってからの24時間に100頁も費やすんだもの。このヒーロー、よく読めば傲慢どころかヒロインやヒロイン祖父に気を使いまくり。良かれと思って行動しても部下に「恥を知れ」と言われたり、部下全員ヒロインの味方したりと、このヒーロー全然威厳がない。短気でヒステリックなヒロインに欲望を感じ祖父のため、会社の職員のためと言い訳して結婚。ふたつの会社を弁護士ヒーローが仕切るのは無理がある。祖父とヒロイン仲直りして二人も愛を語って終わり。キュンキュンしなかった。2019/06/21