ここから始める政治理論[固定版面]

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ここから始める政治理論[固定版面]

  • ISBN:9784641150423

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内容説明

具体的な事例を交えながら,読者を政治理論の世界へと導く,新しい入門書。普段の生活で出くわす何気ない疑問を手がかりに,政治理論の考え方をやさしく説いていきます。政治に興味のない人も,より深く政治を学びたい人も,まずは「ここ」から始めてみよう。

※この商品は冊子版の版面そのままの電子書籍です。レイアウトを変更することはできませんので,大きなディスプレイを備えた端末でのご利用をおすすめします。

目次

第1章 政治理論の始め方
第2章 政治とは何か?
第3章 「私の勝手」で済むか?──リベラリズム
第4章 どうして助け合わなければいけないのか?──分配的正義論
第5章 あなたも「不正義」に加担している?──グローバル正義論
第6章 みんなで決めたほうがよい?──民主主義/自由民主主義
第7章 多数決で決めればよい?──熟議民主主義とラディカル・デモクラシー
第8章 民主主義は国境を越えるか?──グローバル民主主義
第9章 「私」とは誰か?──政治理論における個人
第10章 私は何をどこまでできるのか?/できないのか?──権力論
第11章 「私のこと」も政治か?──政治理論としてのフェミニズム
第12章 「国民である」とはどういうことか?──ナショナリズム
第13章 異文化体験でわかりあえるか?──多文化主義
第14章 公共性はどこにある?──市民社会論・コミュニティ論
第15章 「市民である」とはどういうことか?──シティズンシップ

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

はぎはぎ

7
大学の教科書用の政治理論入門書。各章が15ページ程度、15章からなっており、大体半期くらいで勉強する内容か。英語も含め新しい文献までカバーされていること、各章に問いが設けられていることなどが特徴。内容的な類書である小川仁志『はじめての政治哲学』は新書であるので、より手軽に読みたい場合にはそちら、ある程度腰を据えて学びたい場合には本書という使い分けができそうである。見取り図として非常に有用な一冊。2021/02/22

すずき

3
分析系の政治哲学を中心にした類書(例えば法律文化社の正義論や有斐閣の法哲学)に比べると、政治理論の中でも類書がそこまで重点的に扱ってないテーマをカバーしているので分業できていて良いと思う。特にデモクラシー周辺の議論、権力や公私区分などに関わる点などが丁寧なのかなと思う。有斐閣アルマの現代政治理論と同系統で、その方向の本をもう少し新しい知識をアップデートしながら丁寧にやってるイメージでいいと思う。教科書なので各論はあっさりしている。2021/02/06

3
平野K一郎がすこしだけ出てきて苦笑 どういうつもりなんだろう 2019/11/05

politics

3
比較的リベラル寄りの若手政治学者による政治理論の入門書。内容は権力論や民主主義、ナショナリズムなどのオーソドックスなものから、グローバル正義論、政治理論における個人など、ユニークな論点も含まれている。内容はさほど難しくなく、政治理論を学ぶ際の最初の一冊としては最適ではないだろうかと思う。2019/02/26

spanasu

2
異常なまでにわかりやすい本で、もう少し早く出会いたかった。政治理論の幅広い分野を扱っており、政治理論の教科書で「個人」について触れるのが特徴かもしれないが、「個人」の捉え方で政治の考え方が大きく変わるということがよくわかり、それぞれの政治理論の背景となる「個人」について考えるのが面白かった。2019/03/08

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