角川新書<br> 世界一孤独な日本のオジサン

個数:1
紙書籍版価格
¥1,034
  • 電子書籍
  • Reader

角川新書
世界一孤独な日本のオジサン

  • 著者名:岡本純子【著者】
  • 価格 ¥902(本体¥820)
  • KADOKAWA(2018/02発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784040821887

ファイル: /

内容説明

日本のオジサンは世界で一番孤独――。人々の精神や肉体を蝕む「孤独」はこの国の最も深刻な病の一つとなった。現状やその背景を探りつつ、大きな原因である「コミュ力の“貧困”」への対策を紹介する。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

109
序章で最も危険なリスクファクター、それは孤独と書かれていた。読んでいくうちに見に覚えがある、自分だ!でも孤独の捉え方か決めつけ敵であまり納得できなかった。孤立と孤独を混同している気もするしなにより年をとってのつながりがそんなにたいしたものか。ひとりで読書しようが映画を見ようが海へ行って寝転ぼうがいいではないか。本を読むなんてみんなでガヤガヤと読むものでもないし結局はひとり。孤独をそんなに気にするほうが危険なリスクファクターだよ。2018/04/27

ゼロ

98
日本だけではなく、世界的に人々の精神や肉体を蝕む「孤独」は、最も深刻な病の一つとなっている。おじさんが「孤独」になっている要因は、会社というムラ社会があり、終身雇用・長時間労働・低賃金・閉塞的な企業文化などの背景が一つある。またおじさんの「孤独」は、結婚しているから解決する話ではないところが目から鱗だった。男性は「妻」に依存している確率が高く、先立たれてしまうと、そのまま誰も頼りにする人がいなくなり、「孤独」になる。女性は、ママ友や習いごとのコミュニティに入る外交性がある。今が大丈夫ではなく、10年後を。2024/06/21

akihiko810/アカウント移行中

51
世界で問題となっている、「男性の孤独」を論じる。印象度B+  自分は友人もいて孤独ではないのだが、興味あって読んだ。そりゃ、趣味もない、コミュニケーション能力もない、自慢しかしない、みたいな「(侮蔑的な意味での)おじさん」にかまいたい奴なんかおらんだろうし、こういうおじさんが幸福なわけあるまい。その点では新規性には欠けている(特に前半部)。 ただ、<男性個人のコミュニケーション能力のなさ>と、「会社に囲って仕事しかしてこない」「第三の場がない」と<社会コミュニティのなさ>の双方の指摘があるのは面白い。2024/06/01

おかむら

39
うちのダンナも「孤独なオジサン」ぽいので読んでみた。世界との比較や男女のコミュ能力の差なんかをパワポ使ってプレゼンしてるみたいな内容でだんだん退屈に。男女問わず元々あんまり社交的でないタイプの人にに急に老後に友だち作れって言われてもなー、かえって苦痛だよなと思ったよ。最後に理想のオジサン像は「マイインターン」のロバートデニーロだって書いてあったけど、そりゃそうだけどさー、あれはデニーロだからなー。2019/01/10

のんぴ

37
孤独が健康を蝕むと警鐘を鳴らす。人間は社会的動物なので人とのつながりが幸福感を増す。誰でも疎んじられるのは嫌だし、ボッチと思われるのはスティグマになる。個人の健康度を増すことが医療費削減にもつながるので、公共個で対策を講じないといけない。地域で趣味や得意を生かした活動をしたり、普段から挨拶、褒める、相手に関心を持ちよく聞く、笑顔、感謝を心がける。孤独なのはオジサンだけじゃない。楽しみ、時間、エネルギーを個人消費にあてることを追求し、可能にした資本主義、効率主義、物質主義。2022/12/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/12577633
  • ご注意事項

最近チェックした商品