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内容説明
アップル、クラフトビール、SUV車、ノームコア……
「ヒップでクール」な文化は、なぜ広がったのか?
――消費の奥底にある無意識の理由を、あざやかに解明。
さまざまなブランドが氾濫する現代、私たちはその人がどんな服を着ているか、
どんな車に乗っているか、どんなものを食べているか等で
その人自身を判断してしまいがちです。
消費は単に必要を満たすだけではなく、自分のアイデンティティや
価値観を伝えるものとしても機能しているといえるでしょう。
本書は、このような「かっこよさ」を求める選択や消費が
無意識のうちに何を基準に行われているのか、
私たちはなぜ「かっこよさ」を求め、それはどのように経済全体を動かしてきたのかを、
経済学と脳科学の観点から、あざやかに解き明かします。
マーロン・ブランドやジャック・ケルアックによるカウンターカルチャー、
ニルヴァーナの登場、ヒッピー文化とコンピュータ革命、アップルの象徴的CM、
ミレニアル世代と「ギーク」「ナード」、プリウスの人気など、
さまざまな文化的アイコンも紹介。
そもそも「クールさ」は時代によりどのように変化してきたのか、
またその背景にはどのような力がはたらいていたのかについても、くわしく理解できる一冊です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
もりやまたけよし
31
クールなものが何でいいのかという本と思ったら、消費について深く洞察した内容でびっくりしました。自分の脳はそんな風に思わないよな~ということばかりでした。常識脳なのかな。2019/08/11
るっぴ
24
実験データを基に分析してある。クールな商品をいかに選ぶか。2016/07/16
さっちも
20
生活必需品ではなく、ハイエンドな商品を人が買ってしまう理由をここまで明確に示せてる本を他に知らない。社会的価値のあるものに人は投資するのは何となく分かる。この本によるとポロシャツに緑のワニのマークがある人と、そうでない人が募金をした場合、募金をしてくれる率が3倍にも跳ね上がる。京都に来る東アジアの人は家電から服飾までブランド品を購入するが貧困率が高い地域ほどブランド消費の率が高いそうだ。例えば、サル山の猿を思えばボスザルほど食料もメスも優位に確保できて繁殖できる。自分が権力や富の象徴のような物を身につける2025/01/01
A.T
18
人の消費行動がなぜ流行をつくるのか素朴に感じていたが、この本で納得。そして、残念ながら以前の流行はけして戻ってこないということも。1950年代から1990年頃までの(著者が命名した)「反逆者のクール」の時代、1990年代から現在の「ドットコム・クール」の時代という2つのまったく別の消費行動の原理を知れば、日本のわたしにもそれは実感できる。このことは、ファッションなどに限ったことではなく時代の流れそのものの投影だから、自分自身が単純に保守的になって先祖返りしても孤立するだけだということが感じられた。2018/01/20
小木ハム
17
階級社会において、私達は地位=COOLをお金で買っているというお話。生きていくだけなら実はお金はそんなに掛らない、だけど承認欲求を満たす為にはクールなものを身につけ社会的パートナーとしての価値を他者に見せつけなければならない。『模範的』に対となる『反抗的』の評価軸を作る事で社会的地位が確保される(トップランナーが1人⇒2人に増える)、評価軸の多様化は競合を減らして幸福の総量を増やすという話は面白い。社会的利益をもたらす消費パターンとCOOL(地位の向上)が連動できれば、持続可能社会も夢じゃない。2019/06/09
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