内容説明
5年にわたる現地取材の集大成
バンコク騒乱、大洪水、首都封鎖、そしてクーデターまで、タイ支局長として最前線で取材してきた特派員によるルポルタージュです。タイの要人にも深く食い込んでおり、新聞では読めない生々しい内幕が活写されています
日系企業がもっとも知りたい情報を解説
タイに進出する日系企業は4600社にも上ります。タイ駐在時代、著者のところには内情を知りたい日系企業からの問い合わせがひっきりなしに届いたといいます。彼らが、いまどんな情報を求めているかを熟知しており、それに応える内容が満載。クーデターやテロが起きると街は、政情はどうなるのか、現地駐在のビジネスパーソンのリスク管理のためにも必見です。
タイだけではなく、すべての新興国に関わる
新興国への進出は、今後ますます盛んになりますが、政情不安はどの国にも共通するリスク。詳細な現場ルポから、新興国進出にあたってどんな対策を取ればよいかを学ぶことができます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
tkm66
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実はタイの近現代史に付いて書かれた本は大変少なく、貴重な本と言える。2015年までの解説も良い。現時点での最新情報が反映されている。2016/08/22
モルデハイ・ヴァヌヌ
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直近15年くらいのタイの政治情勢にキャッチアップするのに最適でした。今バンコクでは平穏な空気が流れておりますが、時折流れるニュースの背景理解に役立ちます。2015/12/27
Degawa
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自分の赴任時期と重なっているのでリアルタイムに知っている出来事がほとんどで昔を思い出した。2015/12/08
sonsofmarket
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タイの現代政治の状況が詳細に語られている。その背景の社会、経済状況も日経記者らしくきちんと抑えていて、タイを知るには欠かせない一冊。ただ、少し冗長に感じる箇所もあり、読んでいて途中で少しダレた。2015/11/17
papahaba
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2000年代を中心に、タクシン、デモ、クーデターで混迷を続けるタイ政治のルポ。解決策が見えない。民主主義制度は万能でない 悪例。2020/07/06