日本経済新聞出版<br> 保険会社が知られたくない生保の話

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日本経済新聞出版
保険会社が知られたくない生保の話

  • 著者名:後田亨【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 日経BP(2019/01発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532262143

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内容説明

「保険は99%がはずれる宝くじ」「医療保険は検討に値しない」「いまどき、保険で貯蓄は疑問」――。生命保険のカラクリ、業界の裏話から、本音の「おすすめ」商品まで、生保会社の営業マンとして長年勤務した保険コンサルタントが、具体的な商品などを挙げながら明かす、生保のすべてがわかる本です。

・なぜ広く、長く入ってはいけないか
・「元本割れしない」に惑わされてはいけない理由
・販売員は、売ったらほとんど退社する
・大手生保会社の管理職が入っている保険は?
・保険料の目安は手取り収入の1%
・お金があるなら、入る必要なし?

大切なのは、消費者がテレビCMやパンフレットを鵜呑みにせず、疑ってみること。「低価格で、手厚く幅広い保障がいつまでも続く保険商品」や「資産形成に有利な保障と貯蓄を兼ねる保険」など現実には存在しません。
でも、保険業界への疑問や批判を目的にした本ではなく、読者が正しい保険選びができるようになり、結果として自己資金の使い道を自由にできるようになる可能性を広げる本です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

mazda

26
保険はほぼ当たらない宝くじを買うようなもの、という感じでしょうか。普通に考えたら、割に合わないと思います。まずは貯金を考えて、それで追いつかない大きな保障を、期間限定でかけておく、のが保険のいいところかも知れません。収入保障保険や逓減定期保険などがあるので、そういったもので万が一に備えれば、他はいらないかなと思いました。2017/05/19

雲をみるひと

22
生保が販売している商品の解説が主内容。医療保険や返金付き商品など本来の生保の目的、機能から外れた商品の価値への言及が多い。内容に納得感はあるし、考え方は参考になる。 一方、生保の機能や目的について丁寧に解説されていないので生保や金融商品に明るい人向けだと思う。2021/04/14

kawa

14
私論だが、日本の家計にゆとりがない元凶は、マイホーム(持ち家を持って一人前)幻想と、加重な保険加入にある。そのために、各々の分野で公正なプロ・アドバイザーが必要なのだが、残念ながら様々な理由で期待に応えられる人材は少ない。(1)医療保険は検討に値しない(2)難解な商品は避ける(3)いまどき保険で貯蓄は疑問(4)ネット生保の登場は歓迎(5)来店型保険ショップや銀行窓口の中立・公正なアドバイスは無理、全部まともな意見。保険加入の基本スタンスを知るためや見直しのために役立つ良書だ。2016/10/30

bonbon99

8
本のつくりとして、うまくまとまりがないのは否めないが、保険のムダについて、現場で販売経験豊富な著者が書いているのは、説得性がある。ちょっと古い本なので、今現在どうなっているかどうか知らないが、就業不能保険について、精神症状への補償があまりないのはやはりといったところ。2013年出版のこの時点での既存の保険に対するクエスチョンは、今現在、イデコ・積み立てNISAの存在で、解決に導けるのではないか。保険会社が狙うのは、情報弱者につけ込むことぐらいか。恐ろしい。2020/04/11

ライアン

6
日経の連載をまとめたものだけど、「なるほどな」とうならされるものが多い。保険だけに関わらず世の中の常識というかまことしやかに語られていることが本当なのか、その前提をもう一度自分の頭で考えてみる習慣はつけたいですね。保険見直そうと思いつつも先延ばしにしているので、これを機に本当に見直したい。2013/12/13

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