いつか来た町

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いつか来た町

  • 著者名:東直子
  • 価格 ¥740(本体¥673)
  • PHP研究所(2018/02発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569766959

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内容説明

雨に濡れた町は、すべてが目に色濃く、音は少しくぐもって聞こえる――。頬に感じた風の香り、あの日のカルピスの味、指先に触れた黒白の鍵盤の温度……。歌壇を牽引し、心の琴線にふれる言葉を紡いできた著者が、二十五の町の表情を五感でつづる。瑞々しい感性で掬い取られた何気ない日常の風景やワン・シーンが、あたたかく、せつなく、時に妖しく映る。あなたを愛おしい気持ちに包み込んでくれる珠玉の一冊。『東京都北区赤羽』の著者にして、町歩きの奇才・清野とおる氏による特別解説付き!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

さおり

44
Kindle Unlimitedで。東さんが行ったことのある町について、考えたことをあれこれ書いているエッセイ集。脳みそをそのまま出しちゃった感じで、思いついたことにどんどん話がうつっていくのでついていくのが大変。で、そのうちついていく必要もないかとこちらも自由な気持ちになって、文字を追いながらも思考がばらばらになることを繰り返した。そんなこんなで読了に時間がかかったけれど、とても楽しい読書時間でした。解説は壇蜜さんの旦那さん(たぶん)が書かれてました。2020/05/17

penguin-blue

35
25の町の表情を五感で…とあるが、町の紹介ではなく、あくまでその町のイメージやエピソードを糸口に自由に紡ぎだしたエッセイ。基本的には穏やかな優しい言葉が並ぶが、時折はっとするような文章にぶつかる。本を閉じれば、気持ちの良い日(晴れた日とは限らない)にひとりでちょっと満足感の高い散歩をしたような、そんな読後感。2019/01/08

mntmt

28
作者がいつか来た町について語るエッセイ。読み始めは、どの町なのかわからない。だんだんわかって来る。そこが良い。だんだん話がそれて来る。それがまた良い。町の名前を訓読みすると、その町が見えて来るのだなあ。大変面白い。2017/05/10

coco夏ko10角

17
二十五の町の表情、エッセイ。切り取り方や表現がならではな感じでいい。少しずつのんびりと読み進めた。2023/05/13

11
面白かったです。訪れたこともある街もそうでない街もすてき。コロナ禍だけどふらふらと外を出歩きたくなりました。偶然生まれて、偶然死なずに今も生き続けていて、偶然出会えた…そう思うと、周りのどんなものでも今までよりぴかぴかに見える気がします。関係が深い人はもちろん、少しだけ関わる人との出会いも大事にしよう。2022/02/11

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