内容説明
元祖おバカキャラにして、『笑点』回答者メンバーの最年長=林家木久扇が、高座のまくらで語った自由奔放な生き様、世間から愛される理由を一挙収録!
TVで見せる顔とはうって変わって、緻密に計算され磨きぬかれた「まくら」をズラリと並べてご機嫌をうかがいます。日刊スポーツ主催のホール落語会「にっかん飛切落語会」のゲスト出演で語られた木久蔵時代の高座録音から厳選した27編に、親子ダブル襲名披露興行初日の1編を加え、28編でお楽しみの程を願います。
三代目桂三木助、八代目林家正蔵(彦六)の思い出。火付け役になったラーメンブームの顛末記。少年時代に夢中になった時代劇スターの描写等々、昭和、平成のあの事件、あのブームが、「バカの天才」の口から語られると、たまらなく懐かしくも面白い! 彦六師匠没後半年の1982年の高座から、2007年の親子ダブル襲名披露まで、25年間の「おバカ」の歴史が一気に読めます!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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7
疲れたとき、難しい本を読むと疲れちゃうので息抜き本として。落語のまくらが面白いのは、そのあとに話すネタが同じでも、まくらは全然ちがうこと。同じ噺家さんでも、時事ネタだったり、その土地のご当地ネタを入れ込んで、うまくそのあとのネタに繋がるようにするのがすごい。2020/02/11
nao.
7
先日伺った独演会で、木久扇師匠手ずから販売されたサイン本。大切に読ませていただいた。独演会も本当に面白かったけれど、この本もまるで師匠がお話なさってるかのような空気をまとってつい読みながら笑ってしまう。笑点でのおバカキャラは演技なんだな。まだまだお元気に頑張っていただきたい。2019/11/23
はかせ
1
20年前は木久扇師匠もネタを増やそうとつとめられたことがうかがえる。さすが三代三木助門下ではあるが半年たらずだったのですね。いつか芝浜にいどむことは?2018/04/08
ショーリン
0
馬鹿なフリして自分のポジションがわかっている。人生一引き、二運、三力、これがその世界で長く生き残る秘訣だね^_^2020/09/13
はむぞう
0
★★2018/07/11