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内容説明
猫も杓子も生産性、でもほとんどの議論は間違いだ!
『新・観光立国論』(山本七平賞)で日本の観光政策に多大な影響を与えた筆者が、
今度は34年間の集大成として「日本経済改革の本丸=生産性」に切り込みます。
読めば納得、目からウロコ、歯に衣着せぬ「アトキンソン節」、全開!
【本書の内容】
・「良いものをより安く」が国を滅ぼす
・日本企業の数は「いまの半分」でいい
・最低賃金を上げて「経営者」を追い込むべし
・かつて「人口が半減した国」に学べ
・「女性優遇」では生産性は上がらない
・生産性を高めないのは「親を見殺しにする国」になる道 他
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日本人は「生産性」と「効率性」を混同しています。
たとえば、誰も求めていない商品を「効率よく」つくることは可能です。
しかし、売れない以上、「生産性」はゼロです。
生産性のないもののことを、無駄と呼ぶのです。
――デービッド・アトキンソン
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
えちぜんや よーた
75
「日系企業の日本人経営者は奇跡的なほどに無能」。デービッド・アトキンソンさんのことを知らない人が読んだら、(良い意味で)スシづめの通勤電車に乗らなくなる人が多数出てくるかもしれない。例えば国分寺・立川に住んでいる人がラッシュ時間帯に中央線を使っていつも新宿方面に向かっているのであれば、逆方向の高尾行きの快速に乗ってしまうかも。フィルターがかかっているかもしれなので読むときには気をつける必要はあるが、辛口コメントの裏には全て数字がついている。首都圏の中央線沿線住民は逃げ道が平日の高尾山にしかないという感じw2018/04/11
Book & Travel
53
著者は元金融アナリストで、現在は文化財の修復を手掛ける小西美術工藝社の社長。以前TVの特集で興味を持った人物だ。少子高齢化により今後生産年齢人口が急減する日本で、GDPを維持し社会保障制度を成り立たせるには生産性向上の改革が必要という著者。データを豊富に使ってポイントを突いた主張には説得力がある。特に印象に残ったのは、高品質・低価格は労働者に負担を強いるだけであり、真の付加価値を高め適正価格で提供することが必要という部分。女性の労働参加についても、現在の問題点が鋭く突かれている印象で興味深く読んだ。2018/04/26
読書ニスタ
38
日本の生産性が低い理由を、海外との比較でわかりやすく説明した一冊。 儲からない仕事、価値のない仕事、価値を生み出さない会社を淘汰すべし、会社の数を三分の1まで減らす。経営者が能無し、従業員の所得をあげよ、との主張に、同感。 経営者の搾取構造もあると思う。 所得が増えれば、税収も増える。 経営者をヤルしかないなと思いました。 全サラリーマンは、必読。 サービス残業するから、首が締まるんです。2019/01/29
きいち
38
生産性の議論に触れて最も変だと思っていたのが、無駄な会議ばかり、とか、店番のときに掃除もしない、などという働き手側を責める議論。生産性は付加価値/投入したコストなのだから、問題は同じように働いても思うような付加価値を上げれていないこと、つまり、そういうデザインをした経営者の問題なのだ。他にも、お金を使う人に余裕を持たせるために最低賃金を上げろ、それは女性やシニアの労働参加に生産性拡大の意義を与える、など、膝を打つ議論ばかり。これがちゃんと通っていかない、経営者や議員たちの論理的思考のなさこそが一番の問題。2018/06/24
サトシ@朝練ファイト
35
読みやすく一気読みです。まずは人口ありき、この観点が我々には抜けている。2018/06/10
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