内容説明
日本の伝統精神であり、日本人のものの考え方や生き方の源流ともなっている武士道。世界的ベストセラー、新渡戸稲造の『武士道』、佐賀鍋島藩の異端の書『葉隠』をベースに、武士道とは何か、その意義をわかりやすく解説する。義・勇・仁・礼・誠・忠義・名誉。新渡戸が掲げた7つの徳目をはじめ、『武士道』『葉隠』でのさまざまな逸話を紹介。現代の日常生活や仕事での活かし方も読み解く。生きる指針となる一冊。カバー装画は人気漫画家・西炯子先生です。
企業の不正問題や政治への不信、過労死、いじめや親の育児放棄……。今、日本人に足りないのは武士道の精神ではないでしょうか? 日本が世界に誇る精神的バックボーン、武士道。日本人の心の源流に流れる、道徳性や実直さを再発見させてくれます。目覚めよ、日本人!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
まーRY
2
国家の品格を呼んで武士道を知ろうと思い読んだ本。とってもわかりやすい。武士道というと堅いイメージしかないが、7つの徳目や著者がまとめてくれてるポイントのうち10個くらい刺さるものもあり、自分も武士道刷り込まれてたんやなと改めて実感。とはいえ、締めのページに記載されてた通り、昔は昔、今は今。今は江戸時代ではない。ましてはこの書籍が発行された平成でもない。武士道のエッセンスと自分価値観で合致するもの、また今の時代にも活用できるかという観点で取捨選択することが大事。次は葉隠入門行くぞ。2024/12/08