内容説明
「日本軍=悪」の洗脳を解け!
東京裁判の判決、A級戦犯の処刑から70年の節目に、アメリカ代表のケント・ギルバート氏と日本代表の井上和彦氏が、歪んだ自虐史観の元となるこの不当な裁判をもう一度、やり直す。日本を戦争に追い込んだのは誰だったのか、日本軍=悪というレッテルはどこで作られたのか、真珠湾攻撃や南京大虐殺の真相とはなんだったのか。正しい歴史の事実から、この裁判がいかに不当に行われたものだったかを立証する。そして、東京裁判史観から始まる、GHQの洗脳、リベラル派の自虐史観、中韓の反日戦略に終止符を打つ。日本人が知るべき、本当の歴史がここにある。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
てつのすけ
41
東京裁判(極東国際軍事裁判)は、戦勝国による復讐である。そして、GHQによる占領政策により、我々日本人は、誤った歴史観を植え付けられ、現代に至るまでこの呪縛から逃れられていない。これは、自虐的であり続ける教育、マスコミ、これらにより正しい歴史認識を得ることができないためである。しかし、ネットが普及したことにより、若い世代は既存のメディアの情報を疑い、真実を知る機会が増えたことで、今後、真の日本人が増えることを期待したい。2020/08/29
アキ
16
国連による平和実現に、幻想的な期待を抱く日本人。勝者の「連合国」に「事後法」で一方的に裁かれて、占領政策のWGIP(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)によるマインド・コントロールが徹底していた証か。英語表記の「United Nations(連合国)」が誤訳され「国際連合」と呼ばれるようになったこととも符合しそう。戦勝国は拒否権を持った常任理事国になり、片や日本やドイツは国連憲章内の差別的規定「敵国条項」の撤廃を未だに求めている現実を多くの日本人がまず知ることで始まるものもあるように思います。2018/06/01
gonzui
13
開戦へ至るところから東京裁判まで詳しく経緯を知ることができた。一番は、ニュルンベルク裁判で同じ敗戦国として裁かれたはずのドイツとの違いが理解できたこと。戦争犯罪を戦勝国が裁くことの矛盾を始め、現在でも頭ごなしに日本の行った戦争行為を否定する人々の矛盾点をことごとく指摘しているのが小気味良く。未だWGIPの影響が残る日本で必要なのは得た知識に対して鵜呑みにせず裏付けを行うことだと痛感。それは総ての情報に同じく。これは沢山の人に読んで頂きたい本。2018/03/12
Cinejazz
12
東京裁判(極東国際軍事裁判)は、裁判の名を借りた戦勝国の復讐劇であったということ、GHQによる日本占領政策は、日本にすべての戦争責任を負わせ、日本人に拭い去れない贖罪意識を植え込むWGIP(War Guilt Information Program)と呼ばれる洗脳政策を徹底して行うことだったこと、これが中韓の反日勢力に利用され続け、外交や安全保障政策に影響を及ぼしている。本書は東京裁判史観、自虐史観を踏まえ、GHQお仕着せ憲法第9条の真意を検証した、K.ギルバ-トと井上和彦の洗脳からの覚醒を促す対談集。2022/01/06
トラ
11
今まで疑問に思っていたことが氷解したような気がします。最も興味深かったのは、アメリカ以外の連合国が天皇を処刑しようと考えており、憲法制定を急いだわけもそこにある、という指摘でした。第二次大戦中のあれこれについては、まだまだ知らないことだらけなので、本書をとっかかりにしたいと思います。2018/03/08