P+D BOOKS<br> P+D BOOKS 城の中の城

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P+D BOOKS
P+D BOOKS 城の中の城

  • 著者名:倉橋由美子【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 小学館(2018/02発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093523288

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内容説明

棄教か離婚か――驚愕の“夫婦間宗教戦争”。

夫の山田信・英文学教授は、渡仏中に突如パリで洗礼を受けカトリック信者になってしまう。妻の桂子は夫の独断、裏切りに自尊心を深く傷つけられる。

二人の子供の将来を案じながらも、棄教か離婚かの選択を夫に突きつけ、夫婦の間で“宗教戦争”が勃発するのだが――。

生涯“物語文学”を追求し続けた倉橋由美子が、禁じられた愛や夫婦交換をキリスト教を背景に描き、知識人階層を鋭く風刺した問題作。倉橋文学後期の傑作「桂子さんシリーズ」の第二弾。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

miori

12
大好きな作家さんなのですが、この話はあまり好みではありませんでした。経済的にも恵まれて、教養もある夫婦は、こんなことで無理やり悩みを作るんですね、って感じです。キリスト教への反感も、主人公というより、著者の考えを生で聞かせられているような感じでした。同じ主人公の小説がいくつかあるようですが、慌てて読む必要はないという結論になりました。2022/07/21

songbird

4
☆☆☆ 電子版。ブルジョワな夫婦の宗教対話。確かに、桂子さんの様に全てに恵まれ、現状に満足している人は神を求めることはないだろう。夫の信氏のように、不完全だから神を求めるという方が共感できた。2018/02/12

りっとう ゆき

0
桂子さんシリーズ第二作。知性と財力のある人たちのコミュニティを傍から見てる(読んでる)のは多少くどいながらも嫌いじゃない。また、昭和のブルジョアならではの、季節の植物を愛でる心とか家のしつらえとか料理とか、好きに暮らしてる感じが良い。妙に保守的かと思えば水面下ではどろどろしてたり大胆だったりと、それも昭和感というものか。ただ、ストーリーとしては好みではなく、また、キリスト教を痛烈に批判してるので、不快に思う人もいるかもしれない。2024/07/22

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