おかげさまで、注文の多い笹餅屋です~笹採りも製粉もこしあんも。年5万個をひとりで作る90歳の人生~

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おかげさまで、注文の多い笹餅屋です~笹採りも製粉もこしあんも。年5万個をひとりで作る90歳の人生~

  • 著者名:桑田ミサオ【著】
  • 価格 ¥1,386(本体¥1,260)
  • 小学館(2018/02発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784093885980

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内容説明

笹餅で人を幸せにする、津軽の現役90歳。

パワフルなおばあちゃん産出県の青森から、また注目のおばあちゃん!

太宰治の生地として知られる、津軽半島の金木町に住む、90歳の笹餅名人、桑田ミサオさん。
60歳で作り始めた笹餅が評判になり、75歳で「笹餅屋」を起業。

ストーブ列車で有名な津軽鉄道で販売する姿は、何度もメディアに登場、全国から注文が届く。
1年分の笹を採り、地元の材料で作り、儲からなくていいからと安価で販売。
ずっと愛され続けている。
笹餅だけで、1年間に5万個以上を作る。

ミサオさんの、生活哲学・創意工夫・こだわりが、青森の郷土菓子・笹餅作りに凝縮される。
パワーと明るさで人を癒やすミサオさんの魅力を、津軽の風土の写真とともに紹介。
工夫の証、「笹餅」「こしあん」「赤飯」「おはぎ」のレシピも掲載しています。
(2018年1月発売作品)

聞き手は、ノンフィクション作家・島村菜津さん。
「お餅が、地元に残るお年寄りと都会に出ていった若者たちを結ぶ。被災地の若者たちと都会の若者たちを結ぶ。そして、津軽のおばあさんと日本中のいろいろな人を結ぶ。ミサオさんの笹餅は、まさにお餅の原初的な力を思い起こさせてくれる」

※この作品はカラー写真を含みます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

178
TVで取り上げられていたのは知らない。今月14日に91才になられる現役の働く女性。何が凄いって、60歳を過ぎてからの起業、山に入り笹の葉取りから製粉、漉し餡も一人で作る。次の世代に伝えていくのも素晴らしい。このミサオさん、幼い頃は病弱だったという。80を過ぎてよやく自分のやりたかったことが出来るようになったと言うから凄い。心を込めるとは、この方の生き方そのものの様な気がする。お母様の教えもあっただろうが『手作り』の温かさが伝わる内容だった。写真も分かり易い。この笑顔のミサオさんの作る笹餅、食べてみたい。2018/02/11

やま

130
おかげさまで、注文の多い笹餅屋です。笹採りも製粉もこしあんも。年5万個をひとりで作る90歳の人生 2018.01発行。字の大きさは…大。 桑田ミサオさんの本を読むのは初めてです。読んでいて元気が出て来ます。津軽半島の五所川原市の金木町で、笹餅を作っています。「27㎏の米袋が1人で担げなくなったら、きっぱり餅づくりを止めると決めています」作る限り、日々工夫をして、美味しいものを作りたいと試行錯誤しています。 75才で起業して、笹餅を通じて多くの人と繋がり、積極的に人生を楽しんでいるのは、素晴らしいです。2020/08/30

pukupuku

85
もうこの表紙の写真見てるだけで,昔々,美味しい笹餅を作ってくれた亡くなったおばあちゃん思い出して泣けてきてしまう。まっすぐな芯があって,だからこそ厳しくて,ユーモアがあって芸達者なミサオさん。やさしさと広くて大きな愛情で一つ一つ丁寧にミサオさんが作る津軽の笹餅,食べてみたいなぁ。読んだ後,ふと,森のイスキアの佐藤初女さんのおにぎりのことを思い出した。津軽にはポジディブで愛に溢れた女性が多いのかも。初女さんのおにぎりも食べてみたかったなぁ。あぁ~っ!ミサオさんの笹餅食べたい~!!2018/05/09

よこたん

54
“27㎏の米袋がひとりで担げなくなったら、きっぱり餅作りはやめようと決めています。” 御年90歳のお言葉に脱帽。もち米の粉にこしあんを混ぜて、笹の葉に包んで蒸しあげた笹餅が美味しそうでたまらない。お客さんに喜んでもらうために、日々工夫を続けるミサオさんが楽しんで作っている様子が伝わってくる。もう歳だから…、おばあちゃん止めときなよ、の声はない。本人もしゃんとしてるし、周りも程よい距離で見守り支える。やりたいことを続けられることは、苦労はあっても幸せだ。作り手も、食べるほうも笑顔なら、笹餅は更に美味しい。2018/09/05

milk tea

54
一週間前の朝日新聞「ひと」に掲載された桑田ミサオさん。地元書店ではベストセラーだという彼女の自伝。人生の時々の転機。80才頃から焦りというものがなくなり人生を楽しむことができたそうです。90才になった現在も食べるものは殆ど手作りというから余計なものが入ってないんでしょうね。27キロの米袋を担げなくなったら笹餅作りはきっぱりやめるとのこと。ミサオさんの周りにはいつも笑顔が溢れています。笹餅を食べてみたいですが…、なかなかな入手しづらそうです。そこにまた価値ありですね。ミサオさん、元気でね‼︎2018/07/21

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