竹書房怪談文庫<br> 都怪ノ奇録

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竹書房怪談文庫
都怪ノ奇録

  • 著者名:黒木あるじ【監】/鈴木呂亜【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2018/02発売)
  • 3月の締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~3/31)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801913622

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内容説明

遂に目撃されたあの噂! あなた方もやがて遭遇する怪異!
都市伝説は事実だった…闇の実話集!

こんな噂をあなたは知っているだろうか―その村では奇妙な村内放送が行われる時がある「防災放送」、線路に入った人間が消失する!?「電車事件簿」、攫われた赤ん坊の使い方「動かない赤ん坊」、火事でも焼け残る不吉な絵とは「本当に怖い絵」、一日に二回遭遇すると襲われる!「ハンマーさん」、人間の足ばかりが漂着する海辺の謎「セイリッシュ事件」など50篇を収録。口承や噂話、いわゆる都市伝説、世界には奇妙奇天烈な逸話が溢れている。好奇心に任せてその暗部を覗き見たものはやがて――。

著者について
【監修者】
黒木あるじ(くろき あるじ)
『怪談実話 震』で単著デビュー。「無惨百物語」シリーズ、『怪談売買録 拝み猫』『怪談実話傑作選 弔』『怪談実話 終』など。共著には「FKB饗宴」「怪談五色」「ふたり怪談」「瞬殺怪談」等のシリーズがある。小田イ輔やムラシタショウイチなど新たな書き手の発掘にも精力的。

【著者】
鈴木呂亜(すずき ろあ)
自称「奇妙な噂の愛好者」。某都市でサラリーマンとして働くかたわら、国内外の都市伝説や奇妙な事件を集め、自らもひそかに取材に勤しんでいる。今回、黒木あるじ氏の推薦により書き手に抜擢、本書がデビュー作となる。ちなみに鈴木呂亜という名前は、日本で一番ありきたりな苗字の「鈴木」と都市伝説を意味する「ロア」を組み合わせたペンネームで、本名や生年月日、年齢などプロフィールは一切が非公表になっている。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

62
様々な「噂」を集めた一冊。かつて一世を風靡し今はあまり聞く事の無くなった都市伝説であるが、これを読むとネットやLINE等現代社会のあちこちに生き残っているのがわかる。というか都市伝説だけではなく、陰謀論の類まで幅広く収録されているのね。そういう不思議な事件などを集めた本がやたら出版されていた時期があり、その頃のテイストを読みながら懐かしく思い出す。解説で監修者が書いていた「なつかしい」という感じがぴったりであるな。文体もその頃を思い出させるようなものであるし。いつの時代になっても世に奇妙の種は尽きまじ。2018/02/12

眠る山猫屋

49
〝こんな噂をご存知だろうか〟で始まる数々の歪んだ都市伝説群。『シケイダ3301』や『セイリッシュ海』のような既知のエピソードもあったが、面白い(というより興味深い)話が多く、引き込まれた。多数収録のため、概して深掘りされていないのが残念だが、入門書としては最適か。更に深く知りたければ松尾オルタさんの『オカルトクロニクル』のような書物に手を伸ばせばよい。 【日本の夏は、やっぱり怪談】参加作品です。2020/08/24

澤水月

20
都市伝説提示後“実体不明の著者”が集めた個々の噂に。怪談ではなく壮大な陰謀論、世界巻き込む実験系多く羅列…この本自体が実験? 終盤の方がこなれてくる。竹実話怪談の中では異色でコンビニムック的だがそこまでアヤシサ振り切らず、奇妙な実話記事から思い切り奇想を展開する鬱屈精神科医、春日武彦ほどは世界の構築力が足りず。いっそ図版や挿絵入りの黄表紙風が良かったか?2018/02/02

やんも

13
黒木さんのあとがきにもあるように、本書は実話系怪談ではなく、主に都市伝説、もしくはそれに類するような噂話、謎の事件を集めたもの。著者のすさまじい資料癖の蓄積によって生まれた1冊。1970年代のオカルトブームの洗礼を受けた人であれば、本書の雰囲気に親しみを覚えるかも。取り上げている話題はメジャーなものから、著者が聞き書きしたマイナーものまでさまざま。ただし心霊系は無し。都市伝説が好きで、その手の本は端から読んでいる人には物足りないとは思うけれど、あまり知らないけど、興味があるって人にはお手頃な1冊。2018/05/22

あーびん

12
表紙はいかにもな実話怪談風で、黒木あるじ監修ということで中身も確認せずに買ったら「怖い噂」話を集めたものだった。都市伝説やUFO、UMA、幽霊船など世界の怪しい話が満載でわくわく。小学生の頃こういうの大好きだったなぁ。「南極の湖」昔南極で研究をしていた知り合いの話を思い出したので今度会ったらヴォストーク湖のことを聞いてみよう。2018/02/15

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