竹書房怪談文庫<br> 「超」怖い話 戌(いぬ)

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竹書房怪談文庫
「超」怖い話 戌(いぬ)

  • 著者名:加藤一【著】
  • 価格 ¥715(本体¥650)
  • 竹書房(2018/02発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801913615

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内容説明

喰らいつくせ。骨までしゃぶれ。これが実話の、恐怖の味だ!
現実から削り取った唯一無二の実話怪談、人気の干支シリーズ最新作!

山の〈護り木〉に自分と友人の名を彫った少女。その後少女は自殺し、遺された友人は…二部作「隠」「行」、開店まもない料理店に届いた謎のダンボール、異臭を放つその中身から不幸が始まる…「ガラ」、犬を轢き殺してしまった男に付き纏う飼い主らしき男の影、だがその男は既に死んでいて…「器物損壊」、不動産業を営むプロが直感でわかる違和感、それは…「職業的勘」他、不気味な後味を残す全28話を収録。怪――こと霊に纏わる怪は、死から生まれたと言っても過言ではない。死から生まれる業の息吹。実話怪談とは、屍から拾い上げ、なお手の中で息づく恐怖そのものなのだ。

著者について
【著者】
○編著者
加藤一(かとう はじめ)
1967年静岡県生まれ。O型。獅子座。人気実話怪談シリーズ『「超」怖い話』四代目編著者として、冬版を担当。また新人発掘を目的とした実話怪談コンテスト「超-1」を企画主宰、そこから生まれた新レーベル『恐怖箱』シリーズの箱詰め職人(編者)としても活躍中。主な著作に『「忌」怖い話』、『「超」怖い話』、『「極」怖い話』シリーズ(以上、竹書房文庫刊)、『怪異伝説ダレカラキイタ』シリーズ(あかね書房)など。

○共著者
久田樹生 (ひさだ たつき)
1972年九州生まれ。2007年より冬の「超」怖い話に参加。主な著作に『「超」怖い話 死人』『「超」怖い話 ひとり』など。

渡部正和 (わたなべ まさかず)
山形県出身、O型。2010年より冬の「超」怖い話に参加。主な著作に『「超」怖い話 鬼門』『「超」怖い話 鬼市』など。

深澤夜(ふかさわ よる)
1979年栃木県生まれ。2014年より冬の「超」怖い話に参加。2017年より夏も兼任。主な著者に『「超」怖い話 鬼胎』など。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

眠る山猫屋

51
あんまり“犬”は関係なかったかな・・・。『奪う』とか『イケメン』みたいなクズ中のクズが因果応報にも気づかずに奈落落ちしていく展開が印象的。それにしても、表紙の“戌”は怖いってばさ。2023/12/19

澤水月

24
今頃、干支シリーズには筆者名記されないのだと気づく。何故?前半テンプレぽいが終盤急に面白くなる。神戸で物議のクリスマスツリーから想起された嫌な話、底辺校の最低のイジメ、蠢動する親子… しかし釣り怪談以外は誰かわからずもどかしいなあ2018/01/30

ラルル

21
ジャケ秀逸。お気に入りなのでドナドナしないでおこうかな。中身は短編集でサクサク読めます。中身ももっと犬っぽかったら良かったなぁ2018/03/13

あーびん

9
表紙の犬が怖すぎる...特に印象的だったのは「護り木」と「かっぽ酒」の山にまつわる怪の話。「かっぽ酒」は民話テイスト漂う山の妖怪との交流話。昭和40年代だとまだトトロみたいなノスタルジックな雰囲気も許容できるので妖怪とかも普通にいたのかなと思える。2018/02/21

qoop

9
加藤氏の巻頭言や久田樹生氏のあとがきを読んで、本シリーズがあえて書き手を伏せる構成は読み手への挑戦状みたいなものかなとふと思った。怪異に酩酊する読者なら 1)怖ければ誰が書いていても良いでしょ? 2)書き手の区別くらいつくでしょ?と云われているような… 1)タイプの自分が本書で印象に残ったのは〈二階〉〈かっぽ酒〉の二篇。民話のような妖怪譚であり、訳が分からない後味を感じるというのが共通項かな、と。2018/01/31

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