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内容説明
会計――現代の必須スキルの一つと言われながらもついつい敬遠してしまう.そこで本書は中世イタリアの商人たちの帳簿,近世オランダや近代イギリスの簿記書を紹介しながら,財務諸表の誕生とその本質を探る.複式簿記から,貸借対照表,損益計算書,キャッシュ・フロー計算書まで,八〇〇年にわたる会計の世界へようこそ.
目次
目 次
序 章 複式簿記のルーツを探る──ルネサンス前夜
第1章 複式簿記の誕生──債権債務の備忘録
1 現存する最古の両替商の勘定記録(1211)
2 帳簿に見るヴェネツィアの商人とフィレンツェの商人
3 複式簿記の本質と起源論争
第2章 複式簿記の完成──有高計算を帳簿記録で検証
1 時代を先取ったコルビッチ商会の帳簿(1333-1338)
2 損益勘定の発展とビランチオ
3 複式簿記の完成と現実の利益分配
第3章 世界最初の簿記書とその後の進化──年次決算の確立に向けて
1 会計史研究のバイブル、パチョーリの『スンマ』(1494)
2 近代簿記への揺りかご、一七世紀のオランダ
3 一八世紀イギリスに登場する新しい潮流
第4章 会計学の誕生──決算書類の登場と会計士
1 情報開示の先駆け、フィンレイ商会の残高帳(1789)
2 一九世紀イギリス会社法では貸借対照表が損益計算書に先行
3 公認会計士の登場と会計学の生成
第5章 キャッシュ・フロー計算書──利益はどこに消えたのか
1 利益の行先を求めたダウライス製鉄会社の比較貸借対照表(1852/1863)
2 二〇世紀アメリカで熟成される資金計算書
3 キャッシュ・フロー計算書の登場
終 章 会計の本来の役割──会計学と経済学の違い
1 時価会計とリーマン・ショック
2 価格計算の会計学か価値計算の経済学か
3 会計の原点に立ち帰って
文献解題
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
k5
Francis
C-biscuit
kawa
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