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内容説明
「千三つ」と呼ばれるほど、新規事業を当てるのは難しいと言われています。
これまで、新規事業は成功を収めた企業や経営者による「戦略論」によって語られてきました。
しかし、戦略が良くてもコケるのが現実。では一体、何が真の問題なのか…?
本書では、その答えを探るべく、暗中模索の新規事業を統計データと質的データを用いて解剖し、新規事業をめぐる現場と組織を科学的に分析しました。
その結果見えてきたのは、新規事業部に配属された人々の孤独な茨の道。
「新規事業を成功させるのは斬新なアイデアではなく巻き込み力」
「新規事業の敵は『社内』にあり」
「出島モデル、ゼロイチ信奉の罠」
など、定説を覆すような、”人”をとりまく現実が明らかとなりました。
本書は、新規事業の担当者、現場マネジャー、経営幹部を成功に導く最先端の「見取り図」です。
[目次]
・はじめに
・「事業を創る人と組織に関する実態調査」の概要
・序章 事業創造の実態を探る
・第1章 新規事業は「人」で決まる
・第2章 データで見る、創る人の実像
・第3章 創る人を発掘し、任せる
・第4章 創る人を支える
・第5章 創る人と事業を育てる組織
・第6章 Interview 事業を創る先進企業の最前線
・おわりに
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kentaro
48
なぜ新規事業は社内の理解、巻き込みに苦戦するのでしょうか。そこには、成熟した組織が抱える構造上の問題が見てとれる。例えば、既存事業にとって新規事業は限られた会社の経営資源を奪い合うライバルと位置づけられるため、新規事業への風当たりは当然きついものになる。また、新規事業は成功確率が見えない“博打的要素”が強いため、周囲からの批判を買いやすく、資源の動員に難色を示されることも少なくない。こうした対立構造が新規事業推進の阻害になっていることは疑いようがない。経営陣はすでに実績を出している既存事業から脱け出せない2020/08/02
Tenouji
9
未来を創るために、どうやって人々は支え合っていくべきか…ようやく出版されたという気持ち。新規事業に関わる全ての当事者のための内容。単なる成功事例の話しではなく、その当事者を、選び、任せ、サポートするという、組織と個人の問題として、実証データをもとに冷静に書かれた内容である。新規事業とは未来への挑戦、という社会の問題であり、その挑戦の「よき理解者とよき支え」を、これからどうすべきか、という教育の考え方にもつながる、視点でまとめられていて、感動した。2018/02/28
たくみくた
8
33冊目。本書のコンセプトは「人と組織の観点から語る新規事業創造論」。新規事業のキラキラとした理想ではなく、辛く苦しい葛藤を描き出している。大きな気づきは2つ。①既存事業と新規事業ではゲームのルールが違うこと。既存事業は「テトリス」、待っていれば上からお題が降りてくる。新規事業は「シムシティ」、自ら素材を集め組み合わせ、試行錯誤を繰り返すもの。②経営陣、上司、既存事業を上手く巻き込まなければ、成功はない。大手企業に限らず、どこの企業においても周囲の理解を得られない事業は市場に出る前に社内で潰される。2020/05/05
ふね
8
#49 ★★★ 企業において新規事業を創る人たち、にフォーカスを当てた一冊。新規事業の成功/失敗要因を、組織風土や携わる人々のキャラクターから解き明かす、面白い本。自分もいつか新規事業にかかわってみたい。2018/07/30
大先生
7
新規事業を成功させるにはどうすればいいのか?どういう人に任せるべきなのか?等について、科学として、経営学として研究した成果を分かりやすくまとめた本です。もっと具体的にいうと、新規事業担当経験者にインタビューして、どういう傾向があると成功したとか、失敗したという話ですね(笑)。しかもインタビュー対象者が少ない(苦笑)新規事業を成功させるには、経営者もサポートに加わって担当者をしっかり支え、育てるべき!ということになるでしょうか。2020/11/04
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