内容説明
精神科医がうつ病になる。とある病院の精神科に勤務する著者は3回のうつ病エピソードを経験し、その経過中さらに両親の介護、両親との軋轢、自身の離婚なども経験した。「心の青あざ」をいっぱい持ちつつも、ともにつきあってきた53冊の本が心を救ってくれた。本と暮らした日々の葛藤をつづった痛快エッセー。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
55
【ACは一人では回復できない。仲間がいて、ガイドがいて、初めて、厳重に封印された過去の記憶が蘇ってくる。そこから回復作業をやり直す。すると、底だと思った下に、本当の底が――】 32歳から3回の抑うつエピソードを繰り返し3回目は回復まで10年以上要した、バリバリの「うつ病」精神科医による、<病を抱えつつ、人生いろいろを経験して、回復した記録>。その経過中さらに両親の介護に、その両親との軋轢、自身の離婚なども経験など「心の青あざ」をいっぱい持ちつつも、共につきあってきた相棒である本から、53冊を精選し紹介。⇒2023/11/27
スパゴー
2
うつ病との闘いと並行しての書評。すごい組み合わせです(笑)本のデータは少々古めですが自分では手に取らないであろう本も多く、今後参考にさせてもらいます。2014/11/21
こるり
1
現役精神科医で鬱病患者でもある著者が、回復するまでの過程で 役立った本を紹介。 心理学はもちろん料理や落語本まで。 介護・離婚・仕事依存という自分を、医師として客観的にからりと 分析していて読みやすい。 でも本当はしんどかった時もあっただろうなあ。2011/02/15
きみどり
0
後半は内容ががらりと変わり、ご自身のACからの回復作業と関連書籍の紹介。続きがとても気になります。“ギフト”とも言えるほどのパートナーに支えられての、苦しい源家族ワークは、筆者の心の傷を癒しをもたらしてくれただろうか。2016/03/03
チョビ
0
著者と同世代の女性には支持を受けそうな本です。何だかんだいって、未だにいい子であろうとしているし、のらりくらりと生きている部分はないし、掲載誌がそうである部分もあるが、思想家であろうとしている。基本すてきな私に酔っている部分が見えているのは既存の本と同じ。「うつ病」とわざわざ表題につけた理由がわからない。書評と言うには自画自賛なエッセイ本に思えました。2011/08/01
-
- 電子書籍
- 神の目覚めのギャラルホルン~外れスキル…




