内容説明
病院経営は、営利を目的とした企業の経営とは多くの点で異なります。診療や看護、医療技術や医療事務などの特定分野の管理能力、そして「全体最適」の視点が必要です。本書はメディカルエグゼクティブとなって医療管理職を目指すひとのために、経営学の基本的な知識を理解しやすく解説したものです。また医療職でないひとには、医療現場の現状と課題を知り、医療界に貢献ができるかといった視点で読み進めることが可能です。本書は三部構成になっています。第I部は古典的な経営戦略論から最新の経営戦略論までを網羅し、企業経営と医療経営の共通点と相違点を明らかにします。第II部は人と組織の問題を、第III部は医療マネジメントとして、実際のマネジメントと今後の医療経営の課題や展望を論じています。医学と経営学の究極の共通点は「人間とはいかなる存在か」という本質的な課題に取り組むことです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とある内科医
25
経営学検定を思い付きで受験し、病院組織でミドルマネジャーになりつつある自分にとって必要な本と信じてずっと積んでいたもの。広範な学問体系を前に迷子になりがちな経営学について、教科書のように漏れなくまとめられている印象。医療者が経営学を学ぶことの意義について、適宜言及されておりイメージしやすかった。ドラッカー『プロフェッショナルの条件』も積んだままだったが、本書の中で印象的な引用が多く次に読む本と決めた(何番目の”次”、かは未定)。2022/01/14
Tomohisa Fujita
1
MBAを取得するかどうかは別として、MBAで扱われる思考を学び実践することはとても重要と思うのだが、積み上げられてきた組織文化・風土から大学、病院等ではなかなか受け入れてもらえない。そんな中で病院経営を題材にした本書では、MBAで扱われる経営学の知識が、病院経営にどのように活かせるのか、現役医師の先生がとても分かりやすく解説してくれている。これなら職場内にも伝われるのでは!との期待と、先生に連絡をとって、これをテキストに職場の人材育成に活用したい・・・なんて妄想をふくらませつつ読了。2018/04/19
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