内容説明
デジタル地図やGPS機器の普及により、写真に位置情報を付けたり、ウェブ上でマップを自由に編集共有できるなど、地図の持つ可能性はますます広がっている。一方で「ここどこ?」を知るために人が地図を使うこと自体は、昔からそれほど変わっていないとも言える。デジタル化を通して人間と地図との関わり方はどう変わり、何が変わらなかったのか。技術的進展をふまえつつ、人間の空間認知を軸にして考察する、新しい地図読み物。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
月をみるもの
10
地図=主体の空間の認知方式=世界観そのものである、、ということがよくわかる。2018/08/04
らっそ
8
授業の内容と同じだ、と思ったら、あとがきに授業の内容を下敷きにしていると書かれていた。授業の復習になったと思うようにする2025/07/22
クロモジ
6
「現代の地図作りは2度目の黄金時代である。」デジタル地図は本当に便利。でも、紙地図も好き。地図をめぐる新しい話題はワクワクする。2019年7月国際地図学会が日本で開催されるらしい。期待したい。2018/03/21
veryhot
4
ブラタモリの巧みな設計の話はなかなか面白いし、知っておかなければならない知識が散りばめられている。特に「罪深いウソ」が含まれた地図を見抜くセンスは誰もが身につける必要があると思う。しかし全体的に堅すぎる印象。この本を万人に勧められるかというと、ちょっとなあ……という感じだ。2020/06/12
Kentaro
4
ダイジェスト版からの感想 2015年のノーベル医学・生理学賞は、頭の中の地図が脳内に実在することを生理学的に証明した研究者に授与された。 地図を読み取って様々な問題解決するためには、与えられた情報を批判的に読み解いた上で高度な判断を求められる。地図は、自在に縮尺を変えたり、ピンポイント検索のできる便利なデジタル地図よりもずっと不自由な紙の地図の方が、想像力を膨らませ楽しい思いができるのではないか。そうした想像力が抽象思考や空間的思考力につながる。時折意識して、紙の地図を眺める習慣をつけてみてはどうだろう。2018/03/14
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