内容説明
文久三年(一八六三)、帝の行幸の先ぶれを命じられた公家・中山忠光は、勤王志士らと大和で挙兵した。五条の代官所を襲撃し新政府樹立を宣言するが、親幕派の公家や薩摩藩などにより一転、朝敵とされ討伐軍を差し向けられる。満身創痍で深き山々を駆ける志士たちの運命は!? 名手が描く、天誅組の志の輝きと四十日間の光跡。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
誰かのプリン
20
てっきり、本書を読むまでは天誅組が佐幕派だと思っていた私。そんな間違いを気づかせて呉れた三十里さんに感謝・感謝。物語としては、敗走シーンを引っ張り過ぎたかな。 物語の最初と最後は面白かったですけど。★★☆☆☆2.52018/07/29
パラオ・スパニッシュフライ
7
この本は幕末の流れに完全に乗れなかった天誅組の物語。決起数日で計画が頓挫して反乱軍になってしまい、物語の序盤で詰んで行き場を失う。戦に向かない優しすぎる大将、同士たちの度重なる対立、まとまらない戦略により奈良の山奥を敗走迷走逃走。でもその中で、崇高な志と未来への希望を失わずに必死に生き抜く武士たちが活き活きと描かれており、予想以上にのめり込んでしまった!他の幕末本では天誅組のことなどほぼ書かれていない歴史的には小さいイベントですが、志士たちの意思は息づいているはず。きっとどこかで受け継がれているはずです!2018/07/19
yamakujira
3
中山忠光と言えば、狭量な攘夷思想に拘泥した不平分子が暴走した天誅組で、盟主に担がれながら統率力を欠いて悲惨な末路を迎えた、って印象だけれど、理想に燃えた熱い人情家としてうまく主人公に据えていて、志半ばで斃れた若者の青春記としておもしろかった。あらためてメンバーの経歴を知ると、生き残っていれば一廉の人物になれそうな人材が多くて、軽挙妄動が惜しまれる。忠光なんて行動力と血筋からは岩倉や三条をしのぐ元勲になれただろうに。度重なる不運は、時代の転換期に必要な犠牲として選ばれたとしか思えないな。 (★★★☆☆)2019/09/17
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