内容説明
新宿花園神社の取材中、頭の下に桟俵という藁細工が敷かれた死体を発見した浅見光彦。警察が捜査を進めるうち、被害者の男が生前“雛人形に殺される”と語っていたことがわかる。遺留品の桟俵が鳥取山中の流し雛に使われものであると判明した直後、現地で調査中の刑事が失踪。神秘的な雛人形の世界に迷い込んだ名探偵は、事件を解決できるのか!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
chantal(シャンタール)
57
先日亡くなられた内田康夫先生を偲んで。堪能しました、まさに2時間サスペンスの世界です。あっと驚くトリックも必要ないんです。ちょっと現実離れしてない?なんて言うのはヤボと言うものです。知ってる地名が沢山出てきて、旅情を掻き立てる雰囲気があって、断崖絶壁のような場所が出て来れば、もうそれで良いのです!思わず地図帳片手に読んでしまいました。今度は浅見さんがどこへ行った時の物語を読もうかな?2018/03/20
まり
6
図書館本。読んでいる途中でドラマで見たなぁ〜と思い出した。それでも面白かった。絶対に奪ってはいけないものってあると思う。2023/05/19
まさのり
6
本作のテーマは「雛送り」。と言うよりは「雛人形」でしょうかね。雛人形メーカーの名前の由来など、今回も勉強になりました。2022/05/26