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内容説明
小さな会社でも“強み”は必ずある
5年で売り上げを12倍に増やした例も!
苦境に陥った中小企業を再生させてきたデザイナーが“生き残り”ノウハウを伝授
優れた技術を持ちながら、メーカーの海外移転や後継者不足などの影響で危機に瀕している中小企業は少なくない。そんな中、オリジナル商品とそれを実現するデザインの力によって復活する中小企業が注目されている。仕掛けているのは、デザイナーの金谷勉氏。本書では、金谷氏が手がけた成功事例を通して、中小企業が生き残るための方法を解説する。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
takam
6
事業はいずれ寿命が来る。その事業で培われた技術や知識をどのように将来のために使っていくかについて、デザイン会社の経営者が指南している。建築や陶芸など特定の文脈でしか語られていない技術を、先細る事業ではなく、別の事業に転用することで起死回生を狙う。私も技術者なので共感するが、技術が良ければそれで良いという時代でもないし、仕事をストーリーとして語る必要が出てくる。自分の仕事のストーリーさえ語ることができれば、広い分野で長く生きることができる。物事の視点を切り替えることの重要さが伝わった。2019/10/01
奈良 楓
6
【〇】● どのように売るのかを突き詰める、それが大切なのがよくわかりました。 ●作者が相談を受けた会社の工場を見て、その会社が取れる手段を突き詰めていく過程が印象に残りました。 ●表紙にある「地域×技術×デザイン」は、それが大切ということを述べているでなく、強みの一つ、または分析後の次のステップ。2018/04/29
まめよし
5
カンブリア宮殿で紹介されてて面白い会社だなと思って、購入。部品などをつくる下請け企業、モノをつくる職人。海外の安価なものに圧されて、経営難になって苦しんでるところに「デザイン」を通して、自社でヒット商品を生み出すお手伝いをする企業の社長さんの本です。業界の掟や狭い見識の中を別の角度から、持ち合わせてる技術を駆使してつくる商品は面白いし、興味が湧く。いかん、これでは、社長さんの思うツボだ! 本の中で、地方創生の「3つの人」という話が素敵だった。2020/05/16
設楽ウルス
3
中小企業を専門に企画、デザインを行なっている金谷さんの思考が学べる本。 この方向からの視点のビジネス本というのは今までなかったのではないか。 各ビジネス本、本質的に語る部分は同じではあるが、現在の多くの日本の中小企業の問題点、解決案を示している良書ではないかと思う。2018/02/03
黒とかげ
2
なかなか良かったが、成功例だけを取り上げてる気もする。恐らく新事業の99%は失敗する運命。あるいは一時的に成功しても長続きしないケースもある。10年後ここに取り上げられた企業がどうなっているか見てみたい。それと途中から自己啓発じみた感じになっているのはいまいち。2019/10/03
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