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内容説明
元フジテレビキャスターにして、ペンシルバニア大学ウォートンMBA、
米国の投資運用会社で働いた著者が見た、市場を動かすプレーヤーたちの実像とは?
投資機関で働く金融プロフェッショナルの多くは、他人の資産を運用するために雇われた「マネーの代理人」に過ぎず、勤勉に働き、懸命に自分の家族を支えようとする生活者なのだ。
そもそも「投資家」とは誰だろう。
また投資家が動かすマネーはどこから来ているのだろう。
我々の誰もが組み込まれているマネーの仕組みの機能不全を防ぎ、
社会にとって健全なものとして維持するにはどうしたらよいのか。
「外資」投資業界で働く人々の生の姿も追いながら、読者の方々と一緒に考えていきたい。
(プロローグより)
・「マネーの代理人」としての投資運用業
・グローバルファンドから見た日本株
・投資マネーと社会の望ましい関係とは ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
masabi
15
【概要】内幕を知る日本人として外資系ファンドを語る。【感想】日本市場の株式保有率が3割、取引量は7割にも上る外資系ファンド。その動向が株価を変動させていることから無視できないプレイヤーである。それでも一枚岩ではなく各従業員が信念や分析結果、ときには感情によって売買し一喜一憂する、一般人と同じくノルマや稼ぎの重圧にあくせくする サラリーパーソンが多い。効率や運用成績といった尺度から社会への配慮を明確にしたSEG投資を尺度とする変化など変化の潮流を迎えているようだ。 2018/03/26
moto
9
ファンドマネージャなどがどのように業務を行っているのかなどのイメージがしやすく、海外投資家から見た日本株市場なども細かに書かれていて、楽しく読むことができました。 投資というのは、有効性の高い投資戦略を使っていても、市場を下回ってしまう期間が出来てしまうのは当たり前。しかし、ファンドマネージャーはそれが許されないなど、制約もかなり多いとのこと。こういう制限があるからこ、バリュー投資などの伝統的な戦略の有効性が保たれているのかもしれません。2019/10/28
ライアン
9
著者は元フジテレビアナウンサーで後にアメリカで投信用会社でアナリストやポートフォリオマネージャーを務めた方。運用会社の様々な内情がわかって面白いし、日本株(または日本が)どのように見られているかなども。内容に偏りがなくバランスが良いと思う。2018/04/30
maqiso
5
投資業界の多くは年金や信託の代理人となって投資し手数料を得る。投資家はインデックス投資よりも利益を出すことを求められる。株の売買のために多くの業界・地域の情報が流れるが、どこが注目されるかはその時々で変わる。日本経済は世界経済に敏感なので好景気には注目されやすい。エージェントの理念はともあれ、景気や政策とノルマに左右されて投機的な運用になっている感じがする。2022/02/13
oanchan
4
海外のファンドマネジャーたちが投資先としての日本企業をどうみているのかよくわかった。投資が社会のためになるといいのだけれど。2018/02/12
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