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内容説明
2007年12月27日パキスタンの元首相ブット女史が選挙運動中に殺された。一般市民も巻き添えに遭い30人あまりが死亡している。暗殺は歴史の残滓(ざんし)である。いかなる要人を暗殺しても歴史の大きな流れを止めることはできないし、与える影響は限定的である。しかし現代を生きる我々は、暗殺者たちが何を考え、いかなる動機をもち犯行に及んだのか、またその手口、思想、組織性などをしっかり見極め、整理・検証しておく必要がある。なぜなら、いつの時代も、安易に暗殺を計画し実行しようとする輩があとを絶たないからだ。本書は歴史の闇に葬られた25の暗殺事件にスポットをあて、その黒幕の正体を徹底的に追及したものである。「シーザーはなぜ実の息子に殺されたのか」「リンカーンを暗殺した犯人をさらに襲ったのは誰か」「坂本龍馬暗殺を指示した真犯人の思惑とは」など、ベールに包まれた意外な真相があなたを驚愕させる!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
maito/まいと
18
初めにお断りしておきます。ホントにこの本読んでいたのはたまたまです。ただ、ボストンマラソンでのテロ事件の映像を見て、読んでいる途中だったこの本の、語られてきた暗殺事件が身に迫ってきて、汗が止まらないほど慄然とした・・・きっと当時、この事件が起きた現場にいた方や映像を見た方の衝撃や悲しみは、後日それを知る私たちが感じるものとは比べものにならないものに違いない。そのことを忘れないようにしたいし、許しちゃいけないやり方だ、と改めて感じた。2013/04/18
おおかみ
6
洋の東西を問わず、歴史上、政治の裏には常に暗殺があった。古代ローマにしても、幕末にしても、政治と暗殺は密接不可分なのだった。本書は有名な25の暗殺事件を、時に情緒纏綿に、時に舌鋒鋭く描き、通説からは見えてこない真の姿に迫ろうとするものである。もちろん、謀略にははっきりとした証拠がないため、多分に推理に依拠せざるを得ないし、著者の歴史観も大いに作用する。だからこそスリリングで面白いのだが。2010/05/27
餡寅
0
裏表紙に「意外な真相があなたを驚愕させる!」とあったのですがまぁ想定内な内容でした(^◇^;)わかったのは暗殺はターゲットのみを狙うことでしょうか2013/03/11
ken7ito
0
内容はちょっと表面的であるがつい読んだ。暗殺により暗殺者実行者が願う状況は決して生まれないことが多い。すべて生じた状況をうまく利用したものが得をしていることが多い。2010/09/28