「本を売る」という仕事  書店を歩く

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「本を売る」という仕事  書店を歩く

  • 著者名:長岡義幸【著】
  • 価格 ¥1,324(本体¥1,204)
  • 潮出版社(2018/01発売)
  • ポイント 12pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784267021121

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内容説明

次々閉店していく街の本屋の中で生き残っている書店は何をしているのか――書店現場の知恵と情熱を追う!
全国100書店を徹底取材して見えてきた「これからの本屋のかたち」とは!?

〈街の本屋は次々と消えている。読書環境を保証する街のインフラともいえる存在が失われつつあるという事態には、危機感を抱かざるを得ない。私のように本屋に行きたい子らはいまもいるはずだ。では、どうすればいいのか。
だからこそ、街の書店に焦点をあて、なぜ書店経営が困難になったのかその理由を追いつつ、そんななか創意工夫をこらして地域の人々とともに歩む書店を紹介したいと思った。また、困難ななかあえて書店業に参入した人々に光をあてたいとも思った。それが本書の“旅”の目的だった。〉「あとがき」より

第1章 しぼむ街の本屋
第2章 地域と書店
第3章 街の本屋の挑戦
第4章 新しい本屋のかたち
第5章 震災を超えて
エピローグ 山陰で出版人を育てる「本の学校」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

えちぜんや よーた

101
タイトルは「物語を語りながら本も売るという仕事」と言った方が正確かもしれない。「市営書店」の存在を聞いたときは民業圧迫かと訝しく思ったが、街おこしの一貫として見るならばそれもありかもしれない。ただ「市営書店」でロングテールの本が売り切れたときに街の本屋さんで買ってくださいというポリシーはどうなんだろう?「家電屋さんで商品を見てアマゾンで買う」という現象は起こらないのだろうか。ヨドバシカメラの店員さん並みの商品知識を持った人とお話ができるならば、街の本屋さんで取り寄せをして買っても良いとは思うが。2018/06/28

mazda

71
POSを使ったシステムが90年代から活用されるようになり、いわゆる「死に筋」商品が見えるようになったそうです。上位2割で売り上げの8割、上位4割で売り上げの9割を占めるとし、最上位をAクラス、次をBクラス、残りをCクラスにして重点的に販売するのが効果的と考え、棚をAクラスだけで構成したところ、販売部数が激減したそうです。さらに、児童書売り場は子供連れが多かったのですが、POS上は売れてないので児童書を外したところ、その書店はほどなく閉店したということです。実店舗は、データだけでは説明がつかないようです。2024/08/12

よっち

43
消え行く街の書店やそれを支えてきた中堅取次の破綻、店を畳んだ人の声や街の本屋の挑戦、新しい書店の形や震災で喪われた書店のその後をインタビューした一冊。利幅が少ない中での雑誌やコミックの落ち込み、大型書店出店といった難しい状況の中でどう現状と向き合うのか。現状はなかなか難しくてこれだという正解はないのかもしれないですが、取り組んでいる書店人の本を読者に届けたいという思いや、阿刀田高氏を館長に迎えた山梨県立図書館や初の市営書店である八戸BCといった試み、登場した書店の試行錯誤や創意工夫を感じられた内容でした。2018/01/28

リョウ万代ホーム施主|貯金おじさん

28
町の本屋の苦境の凄まじさを感じる内容です。 もっと小規模本屋で本を買って読もう。2018/05/01

犬こ

26
街の本屋が減っていく昨今、普通に売っているのでは購入してもらえず、その個性や特徴が要となります。そんな頑張る数々の個人書店の取記。本屋さん、応援しています!2018/02/05

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