内容説明
「できればポックリと死にたい」「穏やかに死にたい」。でも、そのためにはしっかりした準備が必要。家族を相次いで介護することになった著者が、自らの体験をもとに、本人にとって、家族にとってベストの選択とはなにか、どうすればそのベストの選択ができるのかを明らかする。医者との付き合い方、介護施設の見つけ方、どのくらいカネがかかるのかなど、人生でもっとも大切な最期の時間をみんなハッピーに過ごすためのガイド。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
うさうさ
27
病院で死ぬということがいかに拷問であるかを自身の親の例をあげ説いている。確かにこれも恐怖であるが、ほとんどを占める介護の話題の方が恐怖を煽る。でもこちらも著者の体験に基づいてるので実際このようなものなんだろう。お金がないと介護も受けられないし、要介護状態になる前に死にたいものだね。2018/03/07
にゃん
14
親も年老いて、自分自身も子育てを終えてだんだんと老いを感じるようになって、死に方についてよく考えるようになった。本書は知りたいことが分かりやすく書かれていて、老いて死ぬことに対する漠然とした悲しみを軽減してくれたように思う。とりあえず「週末期における要望書」を早速便箋に書き写し、娘に渡そうと思います。2025/03/31
ochatomo
9
義父の認知症、義弟の入院で【再読】 生前贈与という“預金”方法、(ケアマネジャー申請による)ロングショートステイ、(介護保険適用外)お泊りデイ、終末期宣言書2021/08/16
乱読家 護る会支持!
5
延命治療技術が発達した日本では、病院のベッドで何ヶ月間も縛り付けたまま拷問のような状態で死を迎える。そんな日本で、安らかな死、幸せに死ぬ技術を考える本。。。 穏やかに眠るように死にたいのう、、、、 老衰ではなかなか死ねない。死亡前一年間でかかる医療費はざっと300万円。医師に丸投げして死を委ねるよりも、「看取り医」を育てる気持ちで。老後破産しない為の経済。死に場所としての施設は自分で調べておく。消極的安楽死(延命治療させない)の為に「終末期宣言書」の作成を。2018/06/07
ベルカ
4
長寿を善とする日本において、幸せな死を迎えることがどれだけ困難であるかが、著者の実体験をもとにわかりやすく語られている。医者に言われるがままにならず、最期まで自分の尊厳を貫きたいところ。凍死は自殺の中では周囲への迷惑が少ないお勧めの死に方だそうな。そういうの、もっと知りたい。2019/06/28




