内容説明
仏像を訪ねる『見仏記』シリーズ、武道館公演や映画化もされた大人気トークイベント『ザ・スライドショー』、展覧会の「仏像大使」活動などでおなじみのいとうせいこう&みうらじゅん。
旅に出るときの新幹線の車中でもずーっとしゃべりっぱなしの仲良し名コンビが、2016年1月から2017年5月まで放送していたラジオ番組「いとうせいこう×みうらじゅん ザツダン!」(文化放送)の中から、とくに面白かった雑談を選り抜いて書籍化。
乾電池の「単」とは何なのか? ♂♀マークの意味するものは? 新幹線で時刻通りに通過されてしまう三河安城駅って? お風呂でメガネは外すのか? 手にメモを取るのにふさわしい内容とは? 新婚さんにふさわしい間取りは? みうらじゅんの美髪の秘密とは? 三途の川は何級河川なのか? 理想の葬式とは? 死ぬときに言いたい最期の言葉は?……などなど、くだらなくて笑ってしまう雑談から「なるほど!」と感心する雑談まで、怒涛の74本を収録。
笑いの中に真理あり! 読めば身につく雑談力!
雑談上手になれる「雑談藝の極意十箇条」や、新幹線車内で隠しどりした「本気雑談」も収録。転がり続けるおしゃべりは誰にも止められない! ザッツ・トーキング・ロール!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
GAKU
41
お二人のゆるーい対談でした。2018/02/17
Natsuko
36
みうらさん、すっかりファンになりつつ2冊目。本書は文化放送と新幹線の車中での、いとうせいこうさんとの雑談を録音したもの。ゴロゴロしながら時に声を出して大笑い。ユーモアは生まれつきの問題説、ウォシュレットの話(ノズルと目が合い気まずい説)、走馬灯の話、しゃべる鳥の話が最高🤣リスナーからのおたより紹介は、ラジオネームいじりでなかなか本題に入らず話題が二転三転、深い知識から繰り出すくだらなさ、これぞ雑談藝。ともに仏像旅を楽しむお2人の、決して真面目には語らない友情も好きだ。2021/09/20
姉勤
29
この二人の雑談がラジオになり、イベントになり、多くの人の耳目を集めるのだから、なんらかの藝なんだろうが。一気に読むと彼我ともに、もしや気触れなんじゃないかとさえ思えてる。まさに、いわゆる紙一重だ。下らないかと思えば叡智に極み、ボケと思えば禅の公案のような、ユリイカ!となる、ココロを患う人もいるかもしれない。「レズビアンの烏賊でしょ?」ブロンソンならぬ、みうらじゅんならこう言うね。2018/05/28
ga
20
ラジオ収録を編集した対談集だからテンポよく面白いところだけを切り抜いた、とはいえ、とはいえよ、こんなに全編本当に楽しく心地よく、ただ仲良しのおばさま同士(もう本当にね、仲良し熟女感半端ない!)がただ居酒屋で酒を飲みながら話しているのをニコニコ聞いている楽しい時よ、永遠に!みたいな一冊。みうらさん、それ前も言ってる、聞いたことあるよってネタにも優しく応えるいとうさん。このコンビ、テンポ最高なのにジワジワ癒す力も兼ね備えてる。大きさをコロボックルで測る意味も三河安城の件も延々聞いていたいわ!いよっ、雑談王 !2018/07/06
ozoz
18
何話してたの?って聞かれて、何だったけなー…となる雑談が活字化。転がりまくる会話が後になんにも残らなくて、お二人が楽しそうな本って印象のみ。意味や目的がないのがいいね。いい表情の表紙!2018/03/25