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内容説明
佳き酒、佳き肴は、店主の誠実さのたまもの。老舗への道を歩む、若き居酒屋との出会いは、嬉しく、大事にしたいものである――。東京に数ある居酒屋の中で、開店から10年に満たないような若い店ではあるが、今後「老舗」になっていきそうな気骨のある22軒を、太田和彦が訪ね歩く。居酒屋の達人が自信を持ってお薦めしたい、東京の新しい良い店と、その味わい方。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐々陽太朗(K.Tsubota)
87
松江の名書店「artos Book Store」の書棚で見つけた一冊。東京だからなぁ。なかなか行けないからなぁと思いその時は別の本を購入したものの、はやり職場近くの本屋で購入してしまった。流石の眼力。読めばその居酒屋の良さが分かり、行きたくなります。紹介された酒肴の美味そうなこと、カラー写真入りなのでその魅力たるや甚だしいことこの上ない。酒のチョイスもシブイ。これはもう行くしかあるまい。 2018/06/09
夜長月🌙新潮部
62
これからの有望株を紹介しています。居酒屋を始めてまだ数年というお店ばかりですが料理人は一流処でしっかりと修行してます。「みを木」は趣向を凝らした料理が光ります。荻窪の「有いち」も行ってみたい。丸の内の「シンパチキング」は神田新八を息子に譲った先代が始めた気軽な居酒屋。どこも修業の成果を料理に込めているという創意工夫が見られます。2019/03/13
のぶ
60
雑誌「おとなの週末」に連載されていたものを新書にしたものらしく、いかにも雑誌のコーナーから切り取ってきたような本だった。22軒の居酒屋が紹介させているが、太田さんの名解説に店内の様子と肴のカラー写真が添えられていて、食欲も湧くし、店に行きたくなること間違いない。本当に良さそうな店が載せられている。ただ、どの店も値段が張りそうでこんな処に入り浸っていると散財必至なので、印刷されている写真を肴に、家で一杯が身の程に合っているかもしれない。2018/02/12
おいしゃん
36
毎度お馴染みの太田さんの居酒屋本だが、これは際立って写真が良い。新進気鋭の店を選んだだけあり、どの店も気楽に顔を出せそうなフランクさもありつつ、上品で良い。2019/02/07
かいちゃん
36
門前仲町の1軒だけ行ったことがあった。太田さんの居酒屋番組が好きでよくみてますけど、その番組を見てるように読めた。うんちくが呑兵衛らしくて好きだ。2018/11/29