- ホーム
- > 電子書籍
- > 教養文庫・新書・選書
内容説明
国家レベルの不正が疑われる森友・加計問題で、政府への厳しい質疑が注目を集める新聞記者と野党議員による緊急対談。問題の焦点は首相が便宜を図ったか否か。まさに民主主義の根幹を揺るがす大疑獄だ。ところが当初、仲間からも「そんな小さな問題に」という反発の声が上がった。それでも二人が問題の本質を見抜き、自らの信念を貫けたのはなぜか? 一強多弱で権力が暴走する今、ジャーナリズムと野党の存在意義を問い直す。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
竹園和明
37
政府と役人の不正をダイレクトに追求する森ゆうこ議員と、菅官房長官に喰らいつく東京新聞の望月衣塑子記者。正義を貫く2人の対談作。森議員は大臣連中と官僚に敬意を払い、望月記者は菅氏に感謝の意を述べる。正義を追うために、まずは相手を敬うところから始めている点が立派。決して相手憎しの感情で追い込んでいるわけではない。我々の子や孫達が大人になった時、辛い日本になっていないよう今の権力の暴走を止める事。権力を手にした側やそれに阿る役人らの、なあなあの関係から生まれる悪を、徹底的に排除する事が子供達に残せる幸なのだ。 2019/07/21
Y2K☮
36
森議員、素晴らしい。政府のみならず他の記者からも煙たがられ、それでもあえて空気を読まずに質問する望月記者を「これを訊いたら恥ずかしいみたいな見栄は不要」と応援。且つやんわりと窘める事も忘れない。要は自分だけが正しいと勘違いするなと。また国民の生活に寄り添う政治を掲げつつ「攻められたら逃げればいい」的な護憲派の論調にはチクリと釘を刺す。弱者に優しい現実的な保守。このバランスが大事なのだ。小さな党ゆえの限られた予算で最大限の成果を上げんとする姿にも共感。この当たり前の庶民感覚を一部の官僚や政治家も学んでくれ。2018/03/19
Kaz
28
東京新聞の名物記者と政治家の対談集。2018年1月の上梓だから、モリカケがメインのトピックである。それから2年経っても、まだ、首相は疑惑を晴らすことができてないとか、あり得んやろって感じ。この2人に、目を覆うばかりに酷いコロナ対策についてしっかりとした追及を期待したい。本書を読んで感じたが、人にもよるだろうが、やはり、世襲議員は国民とは感覚がずれまくっているようだ。政治家の子女が政治家になることを、禁じる必要があるのかも。どんな仕事でも「代わりはいくらでもいる」のが真実。2020/04/19
*
13
「質問に緩急をつける」大切さが話題になっているが、こうした工夫は一般的なニュースで扱う「うまみ」がないので切り捨てられる(使われるのはスキャンダラスな発言ばかり…)。一方で、国会中継を長時間、かつ鋭く注視できる層は限られる▼森さん曰く「共産党の質問は凄い」らしいが、もっと具体的に知りたい▼以前も、山本太郎氏の本を読み、その入念な下準備に驚いたことがある。もっと「論戦」の内容が浸透する仕組みはできないのだろうか。2018/06/23
ほじゅどー
12
★★追及力とは、問題の本質を見極める能力であり、権力者と対峙して諦めずに同じことを問い続ける粘り強さ。(望月衣塑子)追及力は政治家や記者だけのものではない。間違っていることを見つけたら勇気を出して声を発しなければなりません。最初は孤独との戦いとなる。孤独に勝ち間違いを正すにはシンプルにストレートに核心を突く力が必要になる。(森ゆうこ)2018/04/14
-
- 電子書籍
- 国王である兄から辺境に追放されたけど平…
-
- 電子書籍
- だらしな先輩(7) COMICアンブル
-
- 電子書籍
- わたしの恋のはじめかた プチデザ(2)
-
- 電子書籍
- 『友達の妹が俺にだけウザい』ラノベ&コ…
-
- 電子書籍
- 吐息と稲妻 りぼんマスコットコミックス…