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内容説明
全日・馬場と新日・猪木の団体生き残りを賭けた“場外抗争”の実態とは?ブラウン管からはうかがえない、両者の思惑と壮絶な駆け引きを、プロレス史に刻まれた数々の事件とともに追う!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
TCD NOK
17
小学生だった当時、何で馬場は猪木と戦わないのか、何で同じ週に別のテレビ局でプロレスを放映していたのか疑問だった。そして、色々事情があったことを知り、リングの上よりも外国人レスラーの引き抜き、長州のジャパン、越中の移籍など新日と全日の興行合戦とかに興味をそそられてしまった。裏での企業としてのつぶし合いより、プロレス団体同士、リングで雌雄を決して、勝ったほうが傘下に治めるとか戦国時代みたいにやってほしかった。ちなみに自分は全日派でした。2020/03/28
0607xxx
16
1980年代のプロレス史は、新日VS全日本ひいては猪木VS馬場の生き残りを賭けた正に仁義なき戦い。参考文献を元に書かれた一冊なので、目新しい情報はなくコアなファンには物足りなさがあるかと思うが、昭和プロレスの入門書としては読みやすく、値は張るがおすすめな一冊。2017/03/16
豊平川散歩
10
自分の中では1番栄えた時代の回想録。あの頃の状況変化は目まぐるしい。まさかタイガーマスクが辞めるとは、外国人レスラーの引き抜き合戦になるとは思わなかった。そんな中長州の勇気あるフライングがなければ、天龍革命もなかった。猪木に裏切られなければ前田も新日で終わっていたかも。FMWの出現もなかったかも。その時代に自分がいたことが、本当に良かった。2020/03/15
乱読家 護る会支持!
10
1980年代からの猪木、馬場時代とその終焉まで。 猪木の新日本に視聴率、観客数で圧倒的に負けた馬場は、経営を日テレに奪われる。新日のブッチャー引き抜きで、引き抜き合戦が始まる。。。。 1984年くらいまではみてたけど、 長州が抜けて、UWFが抜けて、ストロングマシーンが登場して、、、そこらへんから急激にプロレスが面白く無くなり見なくなりました。猪木、馬場という絶対的経営者の元での、組織内の権力争いが背後にあり、それでリングの流れが変わり、われわれ一般人は熱したり冷めたり、、、2017/06/02
摩訶不志木
8
日本プロレス界の激動の80年代を記した教科書的な一冊。新日本(猪木)VS全日本(馬場)の構図に始まり、長州離脱やUWFの台頭、テレビプロレスの崩壊…。こうして猪木と馬場の時代は終わっていったわけだ。とても勉強になった。2019/03/13