内容説明
「ご主人と一緒に、あの世に旅立ちたいとおっしゃるのですね」十二文病院の院長は、太い眉毛の下の黒い双眸にやわらかな光を湛えて、先ほど着いたタクシーから車椅子に乗って入院してきた樋口加代に話しかけた。(「第二話 彫刻像」より)
人が死亡して、三途の川をわたる時、渡し守に払う船賃が一人につき六文、と言われている。つまり、この世で契り合った二人が一緒にわたるには、合計で十二文…。日本のどこかにあるという十二文病院。そこには特殊な依頼が集まってくる。現行の日本の法律では殺人とされている安楽死さえも。命の尊厳、人生の終焉をテーマにした連作短編小説集。
第一話 絶景
第二話 彫刻像
第三話 術中死
第四話 二人の女
第五話 未覚醒
●霧村悠康(きりむら・ゆうこう)
大阪大学医学部卒業。大阪大学微生物病研究所附属病院、大阪大学医学部附属病院で腫瘍外科の臨床医として活躍しながら、腫瘍免疫学、生命科学に関する基礎研究論文を数多く発表。現在、大手製薬会社メディカルアドヴァイザー兼勤務医。『死の点滴』(二見書房)、『悪医の病棟』(徳間書店)など医療ミステリーの著書多数。「女医・倉石祥子」シリーズはテレビドラマ化された。
-
- 電子書籍
- 平成★リテイク【フルカラー】【タテヨミ…
-
- 電子書籍
- 元尊~龍の飛翔~【タテヨミ】第269話…
-
- 電子書籍
- 毎日、一輪。
-
- 電子書籍
- 婚約破棄だ、発情聖女。【電子版特典付】…
-
- 電子書籍
- 2017年受験用 全国大学入試問題正解…



