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内容説明
フォロワーシップとは、どうやって目の前の部下を教育すべきかを考えるのではなく、「どうやったら、彼らが自然と勝手に成長してくれるのか」を、突き詰めて考え抜くことである。
強烈なカリスマ・清宮克幸氏の後任として早大ラグビー部監督となった著者。「日本一オーラのない監督」と呼ばれながら、常勝ワセダのプレッシャーを背負いつつ大学選手権2連覇を果たした組織づくりの秘密を明かした2009年の著書に、「これからのフォロワーシップ」について論じた終章を新たに加えてリニューアル。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
おいしゃん
28
指導力について考えるうえで、非常に参考になる本だった。早稲田のラグビーを率いた経験談に終始することなく、いかにして人をフォローさせるかを理論立てて書かれている。2019/07/22
とみかず
20
早稲田大学ラグビー部の主将や監督として成果を挙げた中竹竜二さん。名門校のリーダーには圧倒的なカリスマ性が必要と思っていた私にとって、著者自身が「自分にカリスマ性はない」と認識し、謙虚にその中で独自のスタイルを築いた姿は驚きでした。リーダーが個々のスタイルを大切にし、メンバーの強みを生かして組織全体を最大化するリーダーシップ論を本書で学ぶ。そのためには「教えるだけでなく、自分が教わる姿勢を持つ」ことが重要と再認識です。他人と比較するのではなく独自性をもった「自分らしいスタイル」の必要性を感じる一冊。2025/11/09
Satoshi
8
たまには自己啓発本を読まねばと思い購入した。確かに強いリーダーの後に同じような人材が育たず、いきなり組織が弱体化することは良くある。自分のスタイルとは何か、週末にじっくり考えよう。久しぶりに役立つリーダー論を読んだ。2020/11/20
いれち
4
従来の自分が組織を引っ張る、トップダウンで物事を進めるリーダーシップではなく、メンバーがメンバー自身で組織を推進する、物事を解決できるようにするためのフォロワーシップに言及した著書。組織の要望に合わせてスタイルを変えるのではなく、自身が最大限のパフォーマンスを発揮できるスタイルを探し、見つけたら周囲の意見に惑わされることなくそれを突き詰めること。それを支えるのは1on1で、本書ではVSSと言われるビジョンとストーリーとシナリオをベースに現在からどう一番いい未来を描くかを会話することだと認識。2021/01/09
がちゃ
4
まさに今の自分の仕事のテーマに即した本。色々と勉強になった。コミュニケーションとは自ら声をかけること、成長と成功を履き違え当たり前の業務を疎かにしない、あたりが実践チームマネジメントに展開できるかと。2019/05/02




