毎日新聞出版<br> 卒母のススメ(毎日新聞出版)

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毎日新聞出版
卒母のススメ(毎日新聞出版)

  • ISBN:9784620324784

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内容説明

毎日新聞紙上で連載し、「卒母って必要?」「いつすべし?」といった意見や体験談、卒母後の夢などを募集し、2017年7月~9月に短期連載した「卒母のススメ」の書籍化。なかでも、いくら子供に手をかけても思い通りに育たなかったということを書いた「努力は実を結ばないと教えてくれた」はTwitterに掲載され、約30000リツイート、47000いいねを超える賛否両論を巻き起こした。その後、フジテレビ「ノンストップ!」の討論コーナー「ノンストップ!サミット」でも取り上げられ、大きな話題となった。同投稿も掲載される。現在、育児に追われて大変なお母さんにとっては、「この大変さはいつまでも続くものではない」と勇気を与え、育児が一段落してちょっと物足りなさを感じているお母さんには第二の人生を考えるきっかけになる、母親の新たな生き方指南本でもある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

美登利

78
サイバラさんの本かと思ったら違いましたね。「卒母」という言葉に衝撃を受け「そんなの無理!サイバラさんがそんなこと言うなんて酷い」とかなり受け入れられない方の投稿もありました。母親を辞めるって意味では無いはずなのに。子供が自立できるように育て手が離せる時期が来たら母役をおりてそっと背中を押してあげようと、残りは自分の女としての人生も楽しもうよという意味だと思っていたので。確かに障害のある子を育ていると難しい部分もありますね。私はとっくに卒母し楽しんでますが、色んな生き方があって当たり前だと今更気づきました。2019/08/04

taiko

70
毎日新聞に寄せられた投稿をまとめた本。…24歳の娘と20歳の息子を持つ母として、とても興味深い本でした。私自身は子離れが出来ない母親です。特に今年度は、子離れの必要性を切に感じ、今はその努力中。今回この本に出会って、登場する母達の切なる言葉の数々に共感し、泣きます!と言われていた小説を読んだ時よりも、何度も涙を流してしまいました。私にはまだまだ課題は多そうですが、今の子供たちといい関係を保つためにも、子離れ=卒母をしていきたいと思います。母の願いは子の幸せ。子供達を自分よりいい笑顔にして→続く2018/10/09

あっか

40
卒母経験した母たちのエピソード集。皆さん、何だかんだ子育ては大変だったけど愛しい時間、卒母は寂しくもあるけれど嬉しい、あ、卒母ってしても良いんだ、と共通した感情が見えました。新聞の寄稿だからか80代の方のお話も!こんな考え方が堂々とタイトルになっている本が出るなんて、凄い…というか良い世の中だなあ。わが家は7歳、5歳、1歳なので卒母までは後20年近くあって、今が大変過ぎて(笑。勿論楽しくもある)まだピンと来ない。20年後に読み返し皆さんの卒母エピソードに共感しておいおい泣くことを楽しみにしたいと思う。2018/04/22

よこたん

37
“母親は息を引き取る直前まで子供のことを心配する生き物です。”“子を産んで母となったからには「子離れ」はあっても卒業はできないような、そんな思いがある。”“母親という重責から、全ての母が自由になれる社会を望みます。” 西原さんの「卒母」を受けての意見・体験談101編。家族の数、人の数だけ、それぞれの思いがある。心配したり焦ってみたり、思い描く理想と現実の差はあっても、親と子であり続けることに変わりはない。ぎゅっと握っていた子の手は放しても、諸々のことで転んでないか、ちゃんと食べてるかと気になるものだろう。2018/03/24

kum

32
西原さんの卒母宣言を受けて投稿された意見集。卒母の「ススメ」ばかりではなく、出来そうもない、しなきゃいけないの?という意見もあり、その思いは悲喜こもごも。子供たちの方が早々に自立して、卒母どころか"中退""強制終了"させられた気分だという投稿や清々しく旅立つ子と涙涙の母という光景には、そんなものよねと苦笑。大変だと思っていたことも、きっとなくなると寂しい。私もそろそろその時を覚悟しなくてはいけないけれど、無理に心を離すこともない。子供の幸せを願って悲し涙嬉し涙半々で送り出すことができたらいいなと思う。2021/03/19

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