モビリティー進化論 自動運転と交通サービス、変えるのは誰か

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モビリティー進化論 自動運転と交通サービス、変えるのは誰か

  • ISBN:9784822258283

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内容説明

2030年の自動車産業はこうなる!
進化の方向性を新たな視点で提示

現在、自動車産業は100年に1度の大変革期にある。世界の自動車産業は今後、どのように進化するのか。進化のけん引役になるのは、「自動運転」と「次世代型モビリティーサービス」である。将来の無人運転を視野に入れた自動運転技術と、カーシェアリングやライドシェアリングなどの次世代型モビリティーサービスが融合することで、自動車産業の姿は大きく変わる。

それは、クルマの価値が「所有」から「使用」にシフトするという使い方の変化にとどまらない。クルマを開発・生産することで利益を得るという現在のビジネスモデルが、根本から崩れる可能性を秘めている。

日本の自動車産業は、不連続で急激な変化への対応が苦手であると言われる。しかし今後は、自動運転や次世代型モビリティーサービスの動向に注意深く目を凝らし、その変化に備えることが求められる。

2030年の自動車産業の姿を予測するのは非常に難しい。言い換えれば前提条件の置き方によって、自動車産業の将来像はどのようにでも描ける。本書では、自動運転技術と次世代モビリティーサービスに焦点を当て、それらの普及シナリオの描出と、既存事業へのインパクトの評価を試みた。

具体的には、各国における前提条件をできる限り多面的に考察し、その違いを踏まえた形で、新たに生まれるサービスの普及シナリオを骨太、かつできる限り詳細に描いた。さらに現在の自動車産業へのインパクトを評価し、変化への対応策を提言した。自動車産業に携わる方にとって必携の一冊である。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たこ焼き

11
温室効果ガス・大気汚染・人件費・交通事故・貧困対策(運賃のディスカウント)・過疎化対策のニーズが、モビリティーの進化を促している。「都市部」とひとくくりにせず、都市のサイズで特徴を分類する。まったく公共交通機関がない=全員車を持っている=タクシーは少ない。人口が少ないが公共交通機関がある=公共交通機関が貧弱なのでタクシーが充実。1万人/km流しタクシー成立,5000人/kmで駅待ちタクシー、カーシェアリング成立。カーシェアリングは人口密度が低くタクシー業者が儲からない都市ではやる。2020/12/08

鶏豚

10
モビリティビジネスの地殻変動を従来『ラストワンマイルのロボット配送』『物流テック』などマクロに見ていたが、本書は都市問題や社会背景と相関させて分析。確かに自動運転型モビリティサービスを交通難民やドライバー不足等と結びつけるのは納得。CASEの普及には社会インフラの整備が必須だが、国土の狭い日本と監視社会の中国が自動運転の先導国になるチャンスがある。免許証返納でも生活に支障をきたさない等、交通弱者にメリットの大きな環境が整ってほしいものだ。(3.0/5点中)2020/11/23

人工知能

3
都市構造や人口密度の違いによってシェアリングの普及割合が違ったり、販売台数によって自動運転の開発費がどれだけ車両販売価格に乗ってくるかが違ったり、タクシー業界がどれだけ組織化しているかでライドシェアリングの普及度が違ったりと、色んな軸で切り分けて見てみるという視点が参考になりなった。ただし、各メーカーの動きだったり技術動向はあまり触れられてないので、そこはもうちょっとほしかった。2018/04/14

☆ツイテル☆

2
フライヤー2022/02/12

Tatsuo Mizouchi

1
☆☆ なるほど。ライドシェアとカーシェアの違いはそもそもだけど、レンタカーとカーシェアが曖昧なんだよね。2018/06/06

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