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内容説明
企業社会責任研究の初期から現在に至る規範的主張,その後の技術論的研究や実証研究の成果を吸収して企業社会責任の原理を構築するだけでなく,それらを企業行動につなげる社会戦略の枠組みを構想し展開した力作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
KIO
2
経営学は、森本三男の著作から学びました。歴史が浅く、対象の幅がとても広い経営学という分野で、森本教授は理論的な部類に入っていたと思います。そして、この本を手にした当時、学問的方向の萌芽が見えていたのが、企業の社会的責任の理論です。企業の所有者たる株主に金銭的利益を供与するならば理解できますが、利益を付与する対象を地域社会などに広げるということは、株主の財産の費消となりかねません。その理論的背景を知りたいと思い、この本を手に取りました。しかし、読み切れなかった…僕がMBAを選んだのならきっと読んでいたかも。