文春文庫<br> 目玉焼きの丸かじり

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文春文庫
目玉焼きの丸かじり

  • 著者名:東海林さだお
  • 価格 ¥713(本体¥649)
  • 文藝春秋(2018/01発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167910013

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内容説明

大人気「丸かじり」シリーズ!

ポンと割ってジュッ。
目玉焼きは誰かが作ったのがいきなり目の前に出てくるより、
自分で作って食べるほうがはるかにおいしい――。

パセリの哀れな境遇を嘆き、枝豆の正式な食べ方についてマジメに考えを巡らせ、
カルピスが薄かった幼き日に思いを馳せ、こしアン派かつぶアン派かで人物像をプロファイル。
食へのあくなき好奇心と観察眼は健在!

【目次】
きゅうりは誠実か
「序で」の力
アボカドの“身持ち”
やきそば牛丼の恩愛
クサヤ好きの立場
「しょース」出現
枝豆の正式マナーは?
いちじくの警告
「干天の慈ビール」
「おかかは6位でいいのか」
阿佐谷名物「文士カレー」
トンカツ威風堂々
冷やし中華をゴクゴク
パセリ、その境遇
「うな牛」に至る病
ソーメン、いつ噛むか
おにぎりは左手で
カルピス=薄いの思い出
駅弁総選挙
麻婆豆腐の魔力
弁当の“跡地”
鰯の丸干しについて語りたい
満月ばかりが月じゃない
行って楽しむ行楽弁当
サンマに大根おろしがない不幸
きのこよきのこ
シーハの悲劇
目玉焼き、匂う
アンコかわいや
「偽装王国ニッポン」
ホカホカ大好き
ステーキはミディアム・レアで
シメはどうする?
何? スキヤキカレー?
いまどき昆布の佃煮?
酢蛸の律儀

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

s-kozy

79
【なぜか感想が消えているので再入力。ナイスしてくれた方々ごめんなさい】東海林さだおを読む幸せを喩えるのは難しい。「アンコかわいや」のアンコの甘さを表現する描写、「(略)西洋の甘さとは違った日本の甘さ、和の甘さ、農業の甘さが口の中に残る」(185頁)の「農業の甘さ」に唸る。「ホカホカ大好き」の「ホカホカどころじゃないのよあなた」「ホッカホッカ!」と言うおばさんのイラスト(195頁)の説得力の高さ。寒い日が続くこの冬に「ホカホカ大好き」を読む幸せ。文章も書けて、絵も描ける。東海林さだお、やはり天才だ!2018/01/30

Shoji

68
相変わらずくだらないし、オバカだし、どうでもいいことばかりだし、突っ込みどころ満載だし。でも、底抜けの明るさ、楽しさに満ち溢れていて、思わずにやけてしまう。こんな平和がいつまでも続きますように。有難うございました。ご馳走様でした。2018/01/22

ろここ

19
母の本棚から借りました。食エッセイ好きなのに丸かじりシリーズ読んだことなかったなぁと思って。 食べ物に対する愛と思い込み?決めつけ?がたっぷりでいいなぁ。お弁当の梅干しの跡地を愛でるっていう話が好き。私も愛でてる!あと隠れたがりのあんこの話も。どら焼きの間から外を眺めてるとかかわいい。行楽弁当は景色が変わらないからゆっくり楽しめる話も。そうだよね、駅弁とかお花見とか忙しないよ。またこの丸かじりシリーズ読もう。2021/01/09

更夜

16
未だに後悔しているのは2年前、それまで買い集めていた東海林さだおさんの丸かじりシリーズを全部、売ってしまったこと。今になって図書館で借りて再読。やはりいかにもグルメ、ではなく普段食べている料理、食材への観察眼は誰にも真似できません。食べ物を擬人化するのも絶品。あんこを「いつも何かに隠れている」とし、和菓子界を陰であやつっている実力者でありながら、物陰に隠れたがる」といった語り口は単なる「美味しそう」ではなく、「そうなの、そうなの!」という目から鱗の日常に隠れた共感です。2019/12/11

miwapicco

16
新作、出たーーーヾ(*´∀`*)ノ 語られる内容は時事的だけれど、いつも変わらないこの切り口、、(*¯艸¯) エビの項に快哉ヾ(*´∀`*)ノ2018/02/02

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