内容説明
私たちの腸のなかに3万種、実に1000兆個（！）が棲んでいるとされる「腸内細菌」。腸を整えて健康を維持する「乳酸菌」「ビフィズス菌」、また下痢や便秘、腹痛を引き起こす「大腸菌」などはよく知られていますが、まだ圧倒的多数が未知のものです。しかし最近の研究で、腸内細菌が、がんや糖尿病、うつ病、認知症、アレルギーといった病気の抑制や、アンチエイジングにまで影響を与えていることがわかってきました。本書では、あまたある腸内細菌を「善玉菌」「悪玉菌」「日和見菌」に分け、代表的な44の菌をキャラクター化。「悪玉菌は、善玉菌を活性化させるためになくてはならないもの」「健康効果は人によって相性があり、自分に合う乳酸菌を見つけるには最低2週間の摂取が必要」「肥満を抑える働きが期待されている“やせ菌”がある」など、最新トピックも満載しています。楽しみながら腸内細菌の特徴を学べ、腸内環境を整えることができる1冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ｋｅｉｔｈ
23
先日読んだ、からだの免疫キャラクター図鑑とよく似た本。これは腸内細菌に限って善玉菌と悪玉菌を擬人化して解説してます。善玉菌の方は何を食べたら増えるか、その商品名を書いてくれているので、分かりやすく親切でした。2017/12/20
Kikuyo
13
腸内細菌という「もうひとりの私」をよく知るためのキャラ・イラスト図鑑です。 腸内細菌だけで約1.5〜2キロ、200種100兆個。腸内フローラが乱れることで免疫力が落ちたり精神が不安定になったりする。添加物、保存料や防腐剤、ph調整剤、抗生剤、強いストレスは悪影響。殺菌消毒はほどほどに。2021/06/13
yam6
2
腸内細菌の紹介にあわせて商品を写真入りで示しているので一般書としては役に立つ。ただし、「キャラ図鑑」としては絵がかわいくないのが残念、イラストレーターの選択ミスだろう。藤田紘一郎先生の授業は面白かった記憶があるだけに残念(同門です、先生厳しい評価ごめんなさい)2019/09/25
えぬ
2
絵の擬人化の意図まで汲み取れなかったが 乳酸菌などには多くの種類があり、効果や入っている食べ物などの違いなど、いろんな学びの詰まった本2018/07/25
おおきなかぶ
1
前半は宣伝臭が強かったが、分かり易く読めました。2018/04/14
