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内容説明
2017年秋の不意打ちの総選挙を大勝し、森友・加計問題などで危ぶまれていた2018年9月の総裁選3選を目指す安倍晋三。盤石な政権基盤の保持を続ける安倍勢力に対し、自民党・宏池会(現岸田派)の動きが耳目を集めている。池田勇人が設立した保守本流の最古参派閥は、加藤紘一による「加藤の乱」で大分裂したが、再び大宏池会として再結集するのか。名門派閥の行方とポスト安倍をめぐる暗闘を追った。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ちくわん
18
2018年1月の本。岸田文雄氏を軸に自民党の宏池会や広島県連の事情を知る。期せずして河井克行さんや大久保三代さんの名前も登場。それよりも菊池福治郎氏の「人間地蔵」という異名に驚く。日本政治の裏側をヒーローとして描いているので、やはり飽きる。大平正芳氏の所々に取り上げられた名言が気になる。氏の人物像を知りたい。まあ、もっとも気になったのは巻末の既刊書、新撰組顛末記(永倉新八)、これは凄い。2020/08/03
イチイ
15
自民党の現・岸田派の歴史や現在、今後について書かれた新書。当人しか知り得ないであろう内心をあたかも本人が直接語っているかのように書いてしまう「イタコ」のような本。歴史的事実と著者の想像の境界が非常に曖昧なので、どこまで信じていいか判断がつけられない。広報誌への異例の出演許可を得るため、宮沢りえの母親を麻生太郎が口説き落としてきたというエピソードが誇らしく書かれているが、具体的に何をどうしたかはまったく書かれていないので、作り話なんじゃないかとすら感じた。自民党の「いい話」を読みたいファン向けの本。2020/10/16
なななな
8
久々、大下英治さんの本を読ませていただきました。政治家も、経済人も、こうやって読ませてもらうとカッコイーです。ニワトリ卵になりますが、やっぱり、開票すぐに結果が出るような選挙ではなく、盛り上がる選挙じゃないと興味がわかない。派閥政治の反省を忘れてはいけませんが、三国志のように人物が活躍する政治社会であって欲しいですね。若い人は、「吉田学校」とかちゃんとわかるかなぁ?2018/02/08
nishiyan
6
自民党保守本流の一つである「宏池会」の激動の歴史を解説しながら、現会長の岸田文雄自民党政調会長について紙面を多く割いている大下英治氏らしい著作といえる。岸田氏の人物像と政治家としての活動、現在の次期総理総裁候補一番手になったのかを丁寧に記している。なかなか岸田氏についてまとまった書籍がないだけに貴重である。ただ岸田氏をメインにした章以外は過去の著作からの切り張り感が否めないところが残念。2018/01/19
tacacuro
4
昨年60周年を迎えた宏池会の歴史を、現会長である岸田文雄政調会長を中心として会員の列伝風に辿る。岸田会長の生い立ちから、青年局長、経理局長、内閣府特命担当大臣、国対委員長、外務大臣などを経て政調会長まで至る道のりについての記述が本書の4分の1強を占める。酒豪なのは有名だが、幼少期における米国での理不尽な体験、銀行員や議員秘書としての下積み生活、内閣不信任決議案を巡る「加藤の乱」の際の覚悟など、あまり知られていないと思われるエピソードが満載。 2018/04/30
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